『しゃべくり007』来年打ち切りへ 50代中心の出演陣&昔のような“尖った企画”消滅で危機

上田晋也

上田晋也 (C)まいじつ 

人気バラエティーとして15年にわたって放送されてきた『しゃべくり007』(日本テレビ系)に、打ち切りが囁かれている。

2008年より放送スタート。『ネプチューン』『くりぃむしちゅー』『チュートリアル』が、ゲストとともにさまざまなトークを繰り広げ、ときにゲストを激しくイジったり、ゲストがぶっちゃけトークを展開する「ギリギリ007」などで人気バラエティーの地位を確立した。

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「『しゃべくり』の人気を確立したフォーマットが出来上がったのは、2022年3月までの月曜22時からの放送時代。現在は昇格して月曜21時から放送されている。しかし、ここ最近はあまり評判が芳しくない。

マンネリ回避のためか、企画はトークそっちのけ。TikTokで流行りのダンスや、YouTubeで人気の配信者を当てる企画などを実施しています。コロナ禍でゲストを呼べなかった影響も大きいでしょう」(芸能ライター)

ザ・バラエティーだった『しゃべくり007』はどこへ?

現在の企画は、中年層の視聴者へ向けたお勉強番組のような一面も垣間見える。

「昔の『しゃべくり』は、ザ・バラエティーといった感じでしたが、現在はワイドショーや情報番組と似たような感じ。バラエティー色が無くなった象徴として、日本テレビ系で中継された『女芸人No.1決定戦 THE W 2023』優勝の副賞として『しゃべくり』出演権はありませんでした

番組スタート時は30代だったレギュラー芸人たちは、今や50代が中心。現在のテレビ局はコア視聴率(13~49歳の個人視聴率)を重視しているため、狙い目の視聴者と重ならない部分もあります」(同・ライター)

また一つ、長寿番組が見納めとなるかもしれない。

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