令和ロマンは慶応大学! 青学、国公立…『M-1』が高学歴芸人だらけの大会に変化!?

松本人志

松本人志 (C)まいじつ 

大学全入時代、もはやお笑い芸人も高学歴でないとやっていけない?

『M-1グランプリ2023』決勝が12月24日に開催され、『令和ロマン』が19代目チャンピオンに輝いた。メンバーの髙比良くるまと松井ケムリは、共に慶応大学に縁がある。

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「髙比良さんは慶応大学の文学部を中退しており、松井さんは法学部を卒業している。松井さんの実家は、相方の髙比良さんさえ入れてくれないという超高級マンション。高級ホテルさながら、受付にはコンシェルジュがいる物件だと、11月放送の『ナイツ ザ・ラジオショー』(ニッポン放送)で明かしています。昨年6月に松井さんは、同じく慶応卒のユーチューバー・たっくまんのチャンネルで、父親が大和証券副社長兼最高執行責任者で、年収1億8100万円だと告白していました」(お笑いライター)

慶応といえば、『真空ジェシカ』の川北茂澄も慶応のSFC(湘南藤沢キャンパス)卒。彼もまた、父親が資本金33億円を誇るザイマックス社の社長である。相方のガクも中学受験で青山学院中等部へ入り、そのまま青山学院大学を卒業している高学歴芸人だ。

低学歴の芸人はもう時代遅れ!?

今年の決勝には国公立大の出身者も多かった。

『カベポスター』永見大吾は、1留しているものの、三重大学工学部卒業。SFCのような謎の横文字と違い、理系という卒業要件の厳しい学部を出ている。

永見の相方・浜田順平も、大阪市立大学法学部卒。このように、今年は漫才の腕のみならず、学歴でも火花が散った大会だった。

「昭和・平成のお笑い界は、大卒なだけで高学歴扱いされ、どちらかというと、勉強ができない人が芸人になる風潮があった。しかし現在はネットの普及による考察の発展や、ファンの目が肥えたことにより、笑いのレベルがどんどん上がっている。お笑いブームが継続的に続いており、芸人を志望する人が増えた。テレビへ出なくてもYouTubeで稼ぐことができている人もいますからね」(同・ライター)

しかし一方で、単に大学入学の難易度が大幅に易化した結果だとする指摘もあるようだ。

「日本の大学は2000年代後半から『全入時代』と言われ、少子化による学生数の低下により、どんな人でも大学へ行ける環境に。親や学生のマインドも『とりあえず進学』が主流になったため、就職活動を経ないお笑い界にも、〝大卒〟が激増したということでしょう」(教育アナリスト)

やはり最後は学歴が物を言うのかもしれない。

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