小芝風花の令和版『大奥』はなぜ批判される? 菅野美穂、松下由樹と比較する若年性老害たち

(C)まいじつ

1月18日より、フジテレビ木曜劇場枠で連続ドラマ『大奥』の放送がスタートした。何度もドラマ化されている題材なだけに、古参ファンがわらわらと湧いて文句をつけている。

2003年に初めてフジテレビで『大奥』が放送されてから20年以上の時を経て、新たな令和版『大奥』が誕生。徳川家治と愛のない政略結婚を強いられた主人公・五十宮倫子を演じるのは、フジテレビ制作のドラマ初主演となる小芝風花だ。

【関連】さらば森田“地上波レギュラー”を蹴った過去を告白! 嫌な予感が見事的中「沈みそうな気がしてた」 ほか

「ゴールデンプライム帯のドラマ枠ではここ最近、時代劇を放送することがほぼなくなっている。そのため、どのようなものになるかと心配の声も多くあがっていましたが、仕上がりは上々。喋り方などは昔に寄せず、あえて近代的に。時代劇に慣れていない若い層から好評のようです」(芸能ライター)

だが一方で、昔のドラマをしっている中高齢者層は猛反発。ソーシャルメディアでは《みんな時代劇の喋りじゃないね…》《これ時代劇だよね? 令和の女子高生が公家の姫様に転生しちゃった話?》《大奥を見てるのに大奥じゃない時代劇を見てる気分》《姫はこんなちゃきちゃき喋りません》といった声があがっている。

また、2003~05年版と比較して《出演者みんな演技下手過ぎて見るにたえない。菅野美穂も安達祐実も高島礼子も上手かった》《昔の大奥みたいにオーラのある女優使ってほしかったわ》《昔の大奥を見返した方が良いな…俳優、女優さんの重みが違う》など批判する声も多い。

唐沢寿明『白い巨塔』も初老からすると…

「子供の頃に見たものや、初めて見たものは新鮮なので、インパクトがあって心に残るのは当たり前。ストーリーのあらすじを知ったうえで見れば、新鮮さはなくなって退屈に感じるでしょう。

昔の俳優の方が〝オーラがあった〟と感じるのも、子どもの時に見たからであるだけ。現に、SNSでは若い層が、亀梨和也や栗山千明のオーラを褒めたたえています」(同・ライター)

こうした現象は、何度もドラマ化されている『白い巨塔』も同じだ。

「2003年の唐沢寿明版キャストを〝豪華すぎる〟と絶賛する声は多いのですが、その一方で50代以上の層は、1978年の田宮二郎版を絶賛。逆に唐沢版のことを〝軽すぎる〟〝重厚感がない〟と批判しています。

今年1月に『週刊女性PRIME』が医療ドラマに関するアンケート記事を掲載していましたが、その中でまさに50代の男性が《リメイク版は田宮版と比べるとしょぼすぎ》と声をあげていましたから」(同)

20年後にまたリメイクされたら、その時は小芝版が絶賛されているのだろう。

【あわせて読みたい】