古舘伊知郎が語る報道ステーション時代のハラスメント研修「おじさんは一発アウトです」伊東純也の性加害報道で

フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏が2月12日、自身のYouTubeチャンネル『古舘伊知郎チャンネル』に動画を投稿し、昨今話題となっているハラスメントについて持論を交え語った。

古舘氏は冒頭、性加害疑惑が報じられているサッカー日本代表の伊東純也選手の週刊誌報道に触れ、当事者以外の意見が過熱している事について、自身も職業上言いたくなる気持ちもよく分かるとしながらも、「ここは冷静になって静観しなきゃいけない」と世の中を牽制。

【関連】箕輪厚介、伊東純也の性加害報道にサッカー選手からタレコミ「女性も怒っていなくて訴えたくもないけど…」 ほか

有名人のスキャンダルを週刊誌が暴いていく傾向が増えている事について、一番底流に何があるのか考えた時、「ハラスメントに関する啓発が進んでいるという事実なんだと思う」と語った。

ハラスメントに関する啓発を徹底的に行っていくことの必要性を訴えた古舘氏は、過去にハラスメントについての講義を受けた事があると話した。報道ステーションの司会時代、テレビ局に弁護士やハラスメントの専門家を招いて番組スタッフと共にハラスメント、コンプライアンス、ガバナンスの講義を受けたそうだが、今でも一つだけ覚えている事があると告白。

それは、専門家から「例えば女性がセクハラならセクハラ、パワハラならパワハラ、色んな事を受ける。そういうことがあったっていう事象が起きた時にですね、その言動に関して簡単に言いますよ。例えば男性側。若いイケメンがある女性に言ったとしたら“セクハラにならないケース”が圧倒的に多いんですよ! それから若いイケメンじゃない、申し訳ないけどキャスターの古舘さん、おじさん、皆さん方が言ったら“一発アウトになるケース”が圧倒的に多い! 乱暴な言い方しましたが肝に銘じておいてください」と言われた事だとし「不適切は人によるんです、誰が言うかなんです。不適切は場合による」、「言葉って発した側じゃなくて受け取った側がどう感じるかが全て」と持論を語った。

動画へのコメントでは、「さすが喋りのプロ。共感できる話もできない話もありましたが、トークの展開が上手くて引き込まれました」「時代ではなく、我々の心持ちが諸行無常で少しずつ変わっていった…古舘さんに共感します」「ただしイケメンに限る、というフレーズを思い出してしまった」と言った声も寄せられている。

参考:YouTube公式チャンネル『古舘伊知郎チャンネル』

【あわせて読みたい】