安芸高田市・石丸伸二市長「東京の解体」を提言。古舘伊知郎に「これぐらい踏み込む必要がある」

広島県安芸高田市の石丸伸二市長が2月14日、フリーアナウンサー・古舘伊知郎氏のYouTube動画に出演。日本に求めることは“東京の解体”だと持論を展開した。

少子化を懸念する古舘氏は、地方には男性がUターンしてくることはあっても女性が戻ってくることは少ないと指摘。また石丸市長が、生活機能を都市部に集約させ、効率的なまちづくりにつなげる“コンパクトシティ化”が地方自治体には有効だと提言したことを歓迎した。石丸市長はコンパクトシティ構想について「それしかなくて、それで(地方自治体の財政、人口維持に向けて)時間を稼ぎながら、僕が日本で本当にやってほしいことは東京の解体です」とぶち上げた。

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東京都の転出より転入が多く、地方に人が集まらない現状について「都会に集まっちゃう。地方が衰退している現状をやめるには、地方(の力)で引っ張り戻そうとしても無理ですよ。向こう(都会)の方が魅力(的)で力も強いんですから」と力説する。「だったら、東京を弱体化させる。言葉が悪いですけど、これぐらい踏み込む必要がある」と、東京一極集中を是正する必要性を説いている。

一方、古舘氏は大阪万博について「大賛成」と姿勢を示し「徹底的に無駄遣いして」東京以上に大阪を盛り上げるべきと説いた。石丸市長は「行政人としてはどんどん使え(無駄遣いするべき)とはなかなか……」と苦笑い。ただ、東京以外の地域を盛り上げる考え方には賛成した。「東京の再開発が止まらない。丸の内の再開発はもういいと思うんですよ。あそこばっかり再開発するんだったら、例えば広島市を誰か開発してほしい……」と本音を口にしている。

視聴者は「東京一極集中反対派です。なぜ東の端の関東平野に日本の4分の1もの人が住んでるのか」と、石丸市長の持論に賛成。また「こういう市長さん増えたらいいな」と、一連の発言に共感していた。

参考:公式YouTubeチャンネル「古舘伊知郎チャンネル」

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