里崎智也、田中将大の今季を展望。楽天投手陣の致命的な弱点を指摘「それはダメなのよ」

野球解説者の里崎智也氏が2月18日、YouTubeでプロ野球・東北楽天の戦力を分析。35歳を迎えた田中将大について展望した。

今季の楽天の先発投手陣は、田中が35歳、岸孝之が39歳を迎えてシーズンに臨む。一方で抑え・松井裕樹のメジャー移籍に伴い、33歳の則本昂大は先発から抑えに転向することが報じられている。

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年齢分布図を見て30歳前後の投手が「全滅している」と考える里崎氏は「ベテランに頼り切ってて若手の押し上げがないから、分布図的に言えば悪い」状態で、チームが安定しないと指摘している。

里崎氏とフリーアナウンサーの袴田彩会は先発投手陣の6枠のうち、5枠は田中、岸、早川隆久らで埋まっていると結論付けた。一方で里崎氏は「ちょっと薄いな、層がね」とつぶやいた。「マー君とか岸とか押しのけた方がいいけどね」「ぶっちゃけ、ここが1、2番手候補だからね。それはダメなのよ」という。

里崎氏は田中、岸が5、6番手に追いやるほど投手が台頭し、1〜4番手の投手が10勝を挙げるほどの実力があれば強いと説く。「25歳前後の突き上げがどれだけできるかによって投手陣が安定するといい形になる」とした。

今年獲得した高校生投手らが成長しなければ「未来がきつくなってくる」と里崎氏は憂慮している。なお、則本については抑えの適性はあるとしながらも「則本が崩れたら終わるな」と断言した。

視聴者は「マー君岸はカードの第3戦目でのんびり投げてほしい」「(25歳の)早川がエースとしてチームを引っ張らないと、ベテラン頼みだと先発投手陣は崩壊する」と若手投手陣の奮起を求め、ベテラン投手の負担軽減を期待している。

参考: YouTube公式チャンネル「Satozaki Channel」

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