「本は全部読むな!」田端信太郎氏が実践するビジネス書の読書法「僕が一番バカだなと思うのは…」

LINE元上級執行役員、ZOZO元執行役員の田端信太郎氏が2月21日にYouTube動画を公開。ビジネス書のおすすめの読み方を説いた。

アシスタントが本の読み方を聞いたところ、田端氏はビジネス書を読む前提だと前置きして、「僕が一番バカだなと思うのは、本を読む時間がないという人」。本は「3時間なら3時間、3分なら3分。極論、30秒なら30秒の読み方ができないとダメ」だという。

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そもそも本を最初から最後まで読む必要はなく「情報を1フレーズ拾ってきて」自らの発信に生かすことが大事と田端氏は強調。「漫然とずっと見てるとか、バカだと思うよ。そんな字面をずっと追っかけてるとか……」とアドバイスした。

本は興味さえあれば積極的に買うというが、田端氏はほとんどの場合、読まずに放置するという。紙の本にロマンを感じ「頭が良くなったり、面白いこと、情報が入ってるみたいな。マイナスイオンが出ている」と信じる田端氏は、「パラパラでも(飛ばし読みでも)めくったことがある、ということが大事」と強調する。そのため電子書籍は購入はするが、なかなか読まないと説いた。

そんな田端氏のおすすめの読書法の一つは、トイレに本を置いておくこと。自宅でもトイレに本を起き、用を足しながら1、2ページ読んでスキマ時間に読んでいると明かした。紙の本をパラパラとめくりながら、指を止めて本の大事なところを頭に留める能力が大事という田端氏。本に傷をつけることをためらうアシスタントに対し、いとわず折り目をつけるべきと語った。

田端氏はこのほか、書店での本の選び方や、本をジャンル分けせず雑多に並べる理由なども説明している。視聴者からは「僕も積ん読が多く、たまにチラチラ見ます」と共感する声が寄せられている。

参考:YouTube公式チャンネル「田端大学 YouTube支店」

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