ニチアサのスーパー戦隊がBPO案件!?『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に相次ぐクレーム

ニチアサのスーパー戦隊がBPO案件!?『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に相次ぐクレーム

ニチアサのスーパー戦隊がBPO案件!?『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』に相次ぐクレーム (C)PIXTA

子ども向けらしからぬシナリオを展開し、毎週ネット上を賑わせているスーパー戦隊シリーズ『暴太郎戦隊ドンブラザーズ』。最近はあまりの過激さから、『BPO』(放送倫理・番組向上機構)に3カ月連続でクレームが寄せられてしまったようだ。

ひき逃げで敵に勝つヒーローに苦言

まず最新のBPO案件となったのは、2022年12月放送の第40話『キケンなあいのり』。イエロー担当・鬼頭はるかが敵役のドンムラサメを、車で“ひき逃げ”して倒そうとするシーンだ。

BPO公式サイトの「2022年12月に視聴者から寄せられた意見」を見てみると、青少年に関する意見として、「子ども向け特撮ドラマで、運転免許の路上教習中のヒロインが敵役の人をはねて走り去るシーンがあった。子ども向け番組で、ひき逃げを放送してもいいのだろうか」といった苦言が紹介されている。

たしかに同シーンの過激さはファンたちも認めるところで、《子どもの教育的にはアウト》《ひき逃げどころか追加で何度も轢こうと突進してる》といったツッコミが相次いでいた。初見の親御さんが胸を痛めるのも、もっともかもしれない。

実は「ドンブラザーズ」の過激な表現は、放送が始まった当初からの傾向。これまでに幾度もBPOに意見が送られている。

BPO常連、反省の色はゼロ

たとえば、2022年4月に放送された第8話『ろんげのとりこ』。同エピソードは、ピンク担当の雉野つよしが、自身の妻・なつみを危険に晒した人物を、怪人もろとも殺害した回だ。

これに対して、悪人を救おうとしたり、改心させようとしたりせず、容赦なく始末する展開に違和感を抱く人がいた模様。同月のBPOには、「あまりにも残酷すぎて子ども番組とは思えない」という苦言が寄せられていた。

そして同年10月のBPOには、「こんなひどい正義の味方は見たことがない。こんなヒーローが子どもたちに受けているのだろうか。ふざけすぎで不愉快だ」と痛烈な批判コメントが。

おそらく対象となったのは、第35話『おりがみのうた』。雉野が恋のライバルであるブラック担当・犬塚翼を騙し討ちで警察に逮捕させるも、自身も逮捕され、留置所でケンカになる…という展開を憂慮したものだろう。

さらに同月には、子どもたちが夢見る“サンタクロース”の正体をバラしたことにお気持ちが寄せられることに。第41話『サンタくろうする』の展開をめぐり、「配慮に欠けているのではないか」というクレームが届いている。

ほかにも11月のBPOでは、消火器を人に向けて噴射する描写について、「子どもがまねをしたら危険ではないのか」といったテンプレ的な批判も寄せられていた。

ちなみに制作サイドは、そうした意見には一切流されていないようだ。今年1月に放送された第44話『しろバレ、くろバレ』では、雉野がまたもや味方を攻撃するシーンがあった。

このまま独自の世界を突っ走ってほしい。

文=ゴタシノブ

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