『呪術廻戦』15巻おまけページが大不評!「邪魔すぎる」とツッコミ続出

『呪術廻戦』1巻(芥見下々/集英社)

3月4日、大人気漫画『呪術廻戦』の最新刊となる15巻が発売された。コミックス内には五条悟の術式『無下限呪術』の解説コーナーが設けられているのだが、読者の間で思わぬ不評を招いてしまったようだ。

※『呪術廻戦』最新巻の内容に触れています

「呪術廻戦」15巻に収録されているのは、呪霊と呪術師が大規模なバトルを繰り広げる「渋谷事変」にまつわるエピソード。釘崎野薔薇に致命傷を与えた呪霊・真人と虎杖が対峙。真人の猛攻によって窮地に追い込まれる虎杖だが、そこに意外な助っ人が現れ、タッグで真人に挑むことに。いつ誰が死んでもおかしくないシリアスな展開が続いている。

そんな中、注目を集めているのが各話の合間に挟まれた1ページの「おまけ」コーナー。そこでは『決着!! 無下限呪術』と題して、難解極まりない五条の術式について解説が行われている。作者の芥見下々は、工学(情報幾何)で修士号をとっているというTさんに取材するかたちで、「無下限呪術」の正しい仕組みを解き明かしていくのだった。

本編だけでは分からない情報が掘り下げられたことで、コアなファンたちは《14巻の頃から続きを楽しみにしてた「決着!! 無下限呪術」が一番面白かった》《「決着!! 無下限呪術」は本誌勢も即読の価値しかない》と歓喜しているようだ。

おまけページのせいで感情移入できない?

しかしその一方で、ネット上では《無下限呪術の解説がすんごい邪魔! いいところで挿入されて内容がどっちも入ってこないから飛ばして読んだ!》《大事なところで急に説明ページ挟むと流れが止まってしまう。釘崎のあのシーンから「芥見は間違っていた!」で違和感ハンパないっス》《シリアス展開に挟まれる「決着!! 無下限呪術」に情緒ジェットコースターさせられてた》《シリアスな本編の間にコミカルなおまけコーナーが入ってきて、なんか情緒不安定になる》といった苦言も相次いでいる。

「決着!! 無下限呪術」では難解な数式なども登場し、学術的に高度な説明が繰り広げられた。また、それを飲み込みやすくするためか、コーナー自体のノリはコミカルに描かれている。いずれにしても、シリアスな展開と馴染みにくいことは想像にかたくない。

またコミックス前半には釘崎の最重要シーンが描かれるのだが、その直後に「決着!! 無下限呪術」が挟まれ、「芥見は間違っていた!!」とデカデカと描かれている。こうしたことを考えても、解説コーナーは巻末などにまとめて掲載した方がよかったかもしれない。

とはいえどんなマンガでも、本編とおまけコーナーには温度差があるもの。文句が多く出ているのは、それだけ「渋谷事変」が読者を没入させる力をもったエピソード…ということなのだろう。

文=大上賢一
写真=まいじつエンタ

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