『ドッキリGP』弱者をターゲットにいじめドッキリ…「確実にパワハラ」

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4月2日放送の『芸能人が本気で考えた! ドッキリGP』(フジテレビ系)にて、背後から驚かせるという単純なドッキリ企画が決行された。しかし単純で古典的なドッキリだからこそ、時代錯誤だとネット上で炎上しているようだ。

同日の番組では「背後から〝コラ!〟と怒られる 一番ビビったコラキャラは何?」と題し、芸能人が考えたコスプレキャラが忍び寄り、背後から「コラ!」と怒鳴る企画を行うことに。まずはお笑いコンビ『シソンヌ』長谷川忍の考えた関取キャラが登場し、同局の小山内鈴奈アナウンサーへと仕掛けていく。

また『Sexy Zone』菊池風磨は歌舞伎キャラを考案し、ジャニーズJr.のグループ『美 少年』浮所飛貴をターゲットに。さらにMCの東野幸治は、おじさんに扮したおいでやす小田の〝コラ小田さん〟というキャラを考え、同局の井上清華アナウンサーを狙ってドッキリを行なった。

『ドッキリGP』は“古の笑い”を提供?

こうした単純なドッキリを連発する企画に、視聴者は嫌悪感を覚えた模様。それはターゲットに後輩や若手女子アナウンサーといった、明らかに怒らなさそうな人を選んでいたためで、ネット上では、

《ターゲットは明らかに地位が低い人。そういう人に加害して、怯える様子を観る事って、本当に楽しいの?》
《コラおじさんって、昔に流行ったドッキリですね。昔は無差別にやってたけど、今はターゲットを選ぶ下衆いことになってんですか》
《間接的にパワハラ、いじめを増幅させる内容ね。テレビの正体、そしてこの国の正体って感じ》
《偉そうにしてる人の鼻っ柱を折るからスッキリするのに、弱者をビビらせてどうする》
《反対に局内のエラい人にやればイイのに。いや、下手したら心臓に悪いか》
《確実にパワハラですね。そんな低俗なのまだやってるんだね。日本、大人も子どもも劣化していく筈だ》

などといった企画への批判が続出している。

「同番組は過去にも動物虐待を彷彿とさせるドッキリなど、さまざまな企画で炎上しています。もはや視聴者からの批判がない企画の方が少ないほど、ドッキリは時代錯誤なのかもしれません。今回も〝パワハラ〟とまで言われている訳ですから、驚く人を笑いものにする時代はとっくに終わっているのです」(芸能ライター)

本当にドッキリで笑わせたいのであれば、弱者へのいじめじみた攻撃ではなく、未だに芸能界でふんぞり返っている時代錯誤の大物をターゲットにするべきだろう。

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