『シン・ウルトラマン』と松本人志の映画は似てる? ラッパーの評論に共感

松本人志 

松本人志 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

ヒップホップグループ『RHYMESTER』の宇多丸が、話題の映画『シン・ウルトラマン』に厳しい評価を下した。しかし意外にもネット上では、共感する声が続出している。

6月3日放送のラジオ番組『アフター6ジャンクション』(TBSラジオ)で放送された、MCの宇多丸が映画を評価する人気コーナー『週間映画時評 ムービーウォッチメン』。

今回は「シン・ウルトラマン」にスポットが当たり、宇多丸は「とんでもない現実離れした事態が、平然と次々と現出するので、なんだかちょっと笑えてしまう」などと映画の感想を述べる。

また、お笑いコンビ『ダウンタウン』松本人志が生み出した映画『大日本人』を持ち出し、「国際関係の中で日本人として抱くコンプレックス、そこから発する問題意識の在り方」が、同作に似ていると持論を展開。さらに無駄なセリフの多さや人間描写の手抜き感、他にも粗悪なCGの表現などを指摘しつつ、時折は誉め言葉も交えながら評価していた。

『シン・ウルトラマン』を酷評で宇多丸の評判爆上がり?

忖度せずに良し悪しを語る宇多丸に、視聴者からは、

《宇多丸さんがシン・ウルトラマンとの対比で、大日本人を出してきて唸ってしまった》
《激しく同意でしかない。映画を観た人もこれから観る人も、宇多丸さんのラジオを聴いた方がいいよ》
《大日本人と似てるとか最大の侮辱だろwww》
《自分も現実離れし過ぎてて笑ったから、宇多丸さんの言ったことなんか分かる》
《大日本人に似てるとか、これ以上の侮辱的だけど当てはまる表現ある?》

などと賛同する声が続出。彼を〝代弁者〟だと感じた人も少なくなかったようだ。

「『シン・ウルトラマン』は、禍威獣(カイジュウ)と呼ばれる謎の巨大生物に立ち向かう主人公・神永新二(斎藤工)と、その仲間たちを描いた作品。公開直後から大きな注目を集め、5月21日と22日の『週末全国映画動員ランキング』(興行通信社調べ)では2週連続で1位を獲得していました。しかし評判とは裏腹に、一部の映画ファンからは《特撮ファンがはしゃいでるだけの自己満足的な作品》《CGや映像が安っぽい》といった批判も見受けられます。話題の映画を真っ向から批判するのは、有名人には難しい部分もあるでしょう。忖度せずに本音を打ち明けた宇多丸の評価が上がるのも頷けます」(芸能ライター)

裏表のない宇多丸の評価は、どんなレビューサイトよりも確実性が高いのかもしれない。

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