玉川徹氏の“節電政策”批判にアンチ憤慨「視聴者を馬鹿にしてる」

(C)Mix and Match Studio / Shutterstock 

テレビ朝日職員の玉川徹氏が6月21日、同局の『羽鳥慎一モーニングショー』に出演。政府が節電要請をすることについて言及したが、視聴者から呆れ声が上がっている。

今夏は電力がひっ迫することが予想され、政府は7年ぶりに全国的に節電を要請する方針を打ち出している。

番組では、こまめなオンオフは逆効果といったエアコンの使い方や、さまざまな節電方法を紹介した。

玉川氏は「東日本大震災の後、原発全部止まっても電気は足りました。あれから10年経ってひっ迫するってどういうことなんでしょうか。設備投資するならもっと早い段階で再生エネルギーを増やせば良かった話ですよね。それでもやらなかったのは、原発を動かせると思ってたからだと思う」と指摘した。

さらに「標準的な家庭で標準的な太陽光パネルを乗せると、月8000円の節約になる。補助金と合わせると6年で初期投資が回収され、7年目からはずっと8000円安くなる」と持論を展開した。

そして、一部のアンチに対しては「嫌味な奴はこういうのやると『放送やめればいいじゃないか』とか言う奴がいる。うるせえよ」と吐き捨てた。

「本心では興味ないんだろう」

アンチにも不満をぶつけた玉川氏の持論に、ネット上では

《「東日本大震災のあとに原発が全部とまった。それでも電力は足りた」一体何を見てそんな考えになってるのか? 発電所が直接影響受けた「震災」レベルの災害で電力が足りたことなんてただの一度もないですよ?》
《偏った発電の解決策もデメリットも言わないなんて視聴者を馬鹿にしてるとしか思えない》
《安定的に供給できる原発と同レベルを気候に左右されまくる再エネで確保できるわけがない。この社員さんにはわからないんでしょうが、テレビでそれを話すのは勘弁してほしい》
《玉川さんは世界の脱炭素目標が10年でどれだけ変わったのか全く知らないらしい。都合の悪いところは見ないクセは直した方がいい》
《自然エネルギーが増えれば増えるほど、需給のバランスを取るのが難しくなっていく。自然エネルギーに関して、もう何年も話題になっているのに、未だにこの認識と言うのは流石にない。よくコメンテーターなんてやってられるなぁ。本心では興味ないんだろう》
《再エネ! 再エネ! 言ってる暇があるなら、日本の火力発電のエコ技術がどれだけ凄いかを説明してください》

などのツッコミが上がっている。

「玉川氏は再生エネルギー派のようで、原発再稼働には反対の姿勢を見せています。東日本大震災の後、電力は十分足りていると熱弁をふるっていますが、当時は各地で〝計画停電〟していたことには目をつぶっているようですね。『モーニングショー』はこのように視聴者を煽ることで視聴率を上げてきましたが、最近はあまりにも独善的なため、視聴者離れが加速しています」(テレビ誌ライター)

玉川氏イチ押しの太陽光発電だが、発電用の多結晶シリコンの80%は中国製。さらにその半分以上が新疆ウイグルにおける生産であり、世界に占める新疆ウイグルの生産量シェアは実に45%に達する。

一方的に太陽光発電をおすすめした玉川氏。もう少し整合性の取れた意見を述べられるのならば、アンチも減るのかもしれない。

【あわせて読みたい】