松本人志　画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

9月7日の『水曜日のダウンタウン』（TBS系）で、プレゼンターのお笑いタレント・たむらけんじが沖縄にまつわる説を紹介。あまりの検証内容のヒドさに、NHKの炎上朝ドラ『ちむどんどん』と重ね合わせる声が続出している。

番組では、「『那覇』漢字で書けない那覇市民存在する説」とし、若者から年寄りまで、街頭インタビューを実施。「那覇」を漢字で書いてもらったところ、正確に書けない人が多くいると判明。57人に聞くと、なんと42％にあたる24人が書けなかった。

ある女性は、「那ハ」といったように、「覇」をカタカナで書いていると返答。この書き方をする人は少数派ではなく、区役所でも漢字を書けないでいると「カタカナでいいですよ」と言われるという。

さらに、自宅の住所すらも書けない人が一定数いることが判明。実際に、何人かの中学生に尋ねたところ「ド忘れした」「覚えてない」と焦りを見せる。なんと、4人中全員が正しく答えられないという結果になってしまった。

沖縄県民のイメージがドン底に…

この説は、2018年にも放送されたものだが、今回も改めて視聴者からドン引きの声が殺到。さらに、『Paravi』や『TVer』で配信がカットされていることに、ネット上では

《TVer、paraviのネット版だと那覇書けない説のところだけカットされてるのなぜだ…》
《水曜日のダウンタウンTverで見たら39分しかなかった。おそらく那覇とかの部分をカット？　そこの5分くらいだけ切る意味がわからない》
《沖縄県の那覇書けない説とかが配信カットされた？　なんでだろう》

など、疑問の声が上がっている。さらに、炎上朝ドラとして注目を浴びている「ちむどんどん」の存在と重ね合わせる人もいるようで、視聴者からは

《水ダウ出てる人住所書けないのはヤバイ。ちむどんどんとのダブルパンチで、沖縄やばすぎてガチで引くレベル》
《ちむどんといい、沖縄の闇を可視化してないか？》
《沖縄、クソみたいな朝ドラが爆誕してるし、水ダウの那覇の説でどんだけの調査か知らんけど、ホントの沖縄の現状だったら悲し過ぎんか》
《これだけで「沖縄県民の学力は～」って言われるのは勘弁だわ》

などの声が上がっている。

「『ちむどんどん』は炎上回がないといっても過言ではない、朝ドラ史上一番の〝トンデモドラマ〟。特に、ヒロインの兄〝ニーニー〟は〝倍〟と〝部〟の漢字を誤って使用、給料を前借りしてそのまま行方をくらますなど、下劣な行為を続けています。いくらドラマの設定とはいえ、沖縄県民のイメージに、あまり良くない影響を及ぼしているようです。今回の『水ダウ』の説と合わせ、沖縄県民の学力に対しポジティブなイメージを持つ人はどれだけいるでしょうか」（テレビ誌ライター）

実際に、文部科学省が全国で毎年実施している『全国学力・学習状況調査』によると、昨年度の沖縄県は、小学生が〝全国並み〟、中学生が〝全国最下位〟という結果が出ているようだが…。

とはいえ、正しく「那覇」と書けた沖縄県民もいたわけだ。ヤラセ疑惑のある『水ダウ』だが、今回ばかりは演出であることを祈りたい。