『アトムの童』超胸クソ最終回にクレーム殺到!「実はいい人でしたは無理」

山﨑賢人 

山﨑賢人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

俳優の山﨑賢人が主演を務める日曜劇場『アトムの童』(TBS系)の最終回が、12月11日に放送された。

取って付けたような大団円に、視聴者からは疑問の声が噴出。親友を死に追いやった相手と和解する様子が物議を醸している。

主人公は「ゲーム業界のバンクシー」と称された、謎の天才ゲーム開発者・安積那由他(山﨑)。最終回では、那由他が因縁の相手「SAGAS」を買収危機から救い、その社長・興津(オダギリジョー)と和解する。

那由他はパズルゲーム「ぷよぷよ」を一緒にやった際、興津が〝悪い人じゃない〟と感じたそうだ。

興津は、会社を助けてくれた那由他に感謝し、「君の言う通り、技術とは人だ。うちにもアイデアを持っている熱いクリエイターがいることを忘れてたよ。大切にしないとな」と改心。

2人がそれぞれのチームで健闘を誓うという爽やかな別れ際となったのだが…。

「仲間の死は何も報われずに終わってしまった」

「宿敵であった興津と和解し、めでたしめでたし…という雰囲気が流れていましたが、数年前、興津が那由他の作ったゲームを不当に奪いとり、そのせいで那由他の親友が自殺した事実に変わりはありません。興津は泣きついてくる那由他たちを、徹底的に無視していました。

そのくせ興津は最後まで、ゲームを奪ったことも、那由他の親友が自殺してしまった件も謝っていません。適当な後付けで、過去の悪事がなぜかすべてチャラになっているのです」(芸能ライター)

取って付けたような大団円に対し、視聴者からは

《親友を自殺に追いやって、実はいい人でしたは無理》
《どーして? 興津社長に復讐しなかったの? 仲間の死は?》
《興津をちゃんと倒さなかったので、ラスボスは反省することも無く終了。仲間の死は何も報われずに終わってしまった…》
《興津社長のせいで大事な親友があんな事になってしまったのに…。 って、頭の固い自分はどうしてもそこが気になってしまって後半はあまり入りこめなかったかも》
《実は興津社長はいいひとでした めでたしめでたし…ないわあ 親友自殺しとるんよ》
《最後まで「でも主人公、こいつに親友自殺に追い込まれてんだよな…」感があって複雑な感じだった》

などと不満をこぼす声が多くあがっている。

「アトムの童」は後半、ゲーム要素そっちのけで、同じ枠から生まれた大ヒット作『半沢直樹』もどきとも揶揄されていた。

それならいっそ、興津が日曜劇場名物〝土下座謝罪〟するシーンでも付ければよかったのではないだろうか。

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