TBS日曜劇場オワコン化の原因は…? 視聴率ガタ落ちで大ピンチ

堺雅人 

堺雅人 (C)まいじつ 

2013年放送の堺雅人主演ドラマ『半沢直樹』の大ヒット以降、日本を代表するドラマ枠になったTBSの日曜劇場だが、今まさに暗黒期に突入しているようだ。

3月12日に最終回を迎えた妻夫木聡主演の日曜劇場ドラマ『Get Ready!』は、全10話の平均視聴率が9.4%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で二桁割れ。平均視聴率が二桁割れするのは、前作の『アトムの童』に続いて2作連続となる。

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「『半沢』以降、二桁割れしたドラマは数えるほどしかない。にもかかわらず、2作連続で二桁割れは、完全に日曜劇場のオワコン化を示しているでしょう。

もちろん、見逃し配信サービスの普及や、録画機器の進化、若者のテレビ離れなども要因でしょうが、それだけとは思えないほど、日曜劇場の没落は深刻です」(芸能記者)

ネット上でも《日曜劇場の格も落ちたんだな》《いつ復権するのかな?》《日曜劇場の視聴率も危険水域に入ってきたね》といった声があがっている。

脚本家を上手に扱えない制作陣

「日曜劇場は、民放連ドラの中で最も脚本に厳しく、何度も何度も修正が入ると言われています。しかし『Get Ready!』のようなクソドラマを作ったり、『オールドルーキー』『アトムの童』『Get Ready!』と3作連続でコケているあたり、プロデューサーなど制作陣に問題がありそうです。

脚本家が一人で書き切るドラマが多いのに対し、日曜劇場はここ数年、複数の脚本家がリレー方式で作成するものが多い。『オールドルーキー』『アトムの童』『Get Ready!』そして、『DCU』がその例なのですが、この4作品が揃いも揃ってクソドラマ。

プロデューサーの修正が多いために、複数の脚本家が参加しないといけないようですが、それが完全に裏目に出ている。作品としてまとまっていません。

一方で、脚本家が一人で書き切った『天国と地獄~サイコな2人~』『TOKYO MER ~走る緊急救命室~』『マイファミリー』などは大ヒットしています」(同・記者)

ちなみに次作は、最近すっかり日曜劇場御用達になった脚本家・黒岩勉氏の単独脚本作品。期待はできそうだが…。

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