ムロツヨシ （C）まいじつ　

4月16日、大河ドラマ『どうする家康』（NHK）の第14回「金ヶ崎でどうする！」が放送された。俳優・ムロツヨシが狂気的な演技力を披露したところ、多くの視聴者が絶句してしまったようだ。

同放送では、織田信長（岡田准一）と共に徳川家康（松本潤）が朝倉義景との戦に臨む。しかし浅井長政（大貫勇輔）の謀反を知った家康は、撤退するように信長を説得。すると信長は木下藤吉郎、のちの豊臣秀吉（ムロ）を最後尾「殿（しんがり）」に指名して、陣を敷いていた金ヶ崎を離れるのだった。

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そして〝しんがり〟という大役を任された藤吉郎は、ここから狂気を見せ始める。その場を後にする信長に向かって「ありがとうございます！」と感謝を述べた後、うずくまりながら悲鳴に似た叫び声を発する藤吉郎。さらに「おっかあ、もう一度おっかあと抱き合いっこしたかったあ」と泣き叫んだと思いきや今度は笑い始め、「ここでもし生き延びれば、わしゃ、もっともっと上に行けるがや！」と狂喜乱舞していた。

松本潤の「あほたわけ！」と相まって…

藤吉郎の凄まじい出世欲を上手く表現していたムロだが、これに不快感を覚えた視聴者も少なくない。ネット上には《ムロなんて言ってるの？　なんで発狂したのか分からない…》《大河ってこんなに怒鳴り声多かったっけ？》《怖くて気持ち悪いムロツヨシ》《セリフが酷くてムロツヨシがかわいそうになってきた》《ムロツヨシの演技、やりすぎて邪魔》などと、さまざまな反響が続出していた。

「藤吉郎は、初登場時から〝狂気〟に満ちた役柄で注目を集めていたキャラクターです。笑うシーンでも目が生き生きとしていない演技が話題となり、《不気味で怖い》《目の奥が笑ってない》などと視聴者に恐怖心を与えていました。そんな藤吉郎がついに本性を剥き出しにした今回の放送。むしろ視聴者から〝気持ち悪い〟と思われるのは、それだけムロの演技力が評価されている証拠なのかもしれません」（芸能ライター）

しかし、この日は浅井の謀反を巡り、家康と信長が喧嘩。信長が「出てけ…出てけ！お前の顔など二度と見たくない」と叫ぶと、家康は「ふざけるな、あほたわけ！」と食ってかかったが引きはがされ、「わしは身を案じているだけじゃ！」とブチギレるのだった。

一連の流れに、視聴者からは《大河ってこんなに発狂するドラマだっけ》《発狂シーン多くない？》《怒鳴り声の会話シーン多くて耳触り》などといった反応も上がっていた。

喧嘩もいいがストーリーの濃さも重視してほしい。