バラエティーは終焉間近? TVer「見逃し配信」再生数でドラマと大きな差

松本人志 

松本人志  (C)まいじつ 

トークバラエティー番組『まつもtoなかい』(フジテレビ系)の〝記録更新〟が話題になっている。元SMAPの香取慎吾をゲストに迎え、中居正広と6年ぶりに共演した回が大反響のようだ。しかしこれによって、テレビ番組におけるバラエティーとドラマの格差があらわとなってしまった。

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4月30日に放送された『まつもtoなかい』が、放送後1週間(4月30日~5月7日)のTVerにおける「見逃し配信」の再生数が245万回を記録。これは、全民放バラエティー番組で歴代1位の記録だという。

それまでは、稲垣吾郎が出演した4月21日放送の『人志松本の酒のツマミになる話』(フジテレビ系)で、こちらが89万回。大幅な記録更新となった。

これにネット上では《凄い記録ですね。やっぱり皆見たかったんだね》《やっぱりSMAPって華があるよ》《いまだにこんなに影響力があるんだから再結成しちゃえばいいのに》といった声があがっているのだが…。

お笑い芸人が幅を利かせる時代は終わり

「ある意味これで、いかにバラエティー番組がショボイかがわかりましたね。現在放送中の奈緒主演のドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)の放送後1週間の見逃し配信数は、第1話が346万再生、第2話が359万再生と、レベルが違いますから。この数字は過去最高記録ではないので、いかにバラエティーよりも、ドラマが強いかわかります」(週刊誌記者)

深夜ドラマの『夫婦が壊れるとき』(日本テレビ系)も、1話あたり約160万回ほど再生されている。

「テレビ放送だけでは儲からなくなった昨今、民放各局は、自社の有料配信動画サービスの会員数を増やすため、バラエティーよりもコンテンツ価値が高いドラマ制作に力を入れていると言われています。今回の見逃し配信数を見ても、その差は明白。ここ十数年、お笑い芸人が重宝されてきたテレビ界ですが、これからはまた、俳優が重宝される時代に戻るかも」(同・記者)

結局、世間はSMAPの再結成より、不倫ドラマに興味があるというわけだ。

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