やっぱり不人気?『どうする家康』“信玄公祭り”で冨永愛にお株を奪われる屈辱…

冨永愛

冨永愛 (C)まいじつ

三方ヶ原の戦いから長篠の戦いへ。徳川家康と武田信玄・勝頼親子のバトルがいよいよ佳境を迎えるNHK大河ドラマ『どうする家康』だが、極めて屈辱的な発表があった。

今年10月に開催される「信玄公祭り」の主役に、冨永愛が抜擢されたのだ。

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大河という国民的ドラマの存在感からすれば、『どうする家康』信玄役の阿部寛、あるいは勝頼役の眞栄田郷敦が選出されるのが自然なことにも思えるが…。一体、どういうことなのか?

信玄公祭りは、山梨県を代表する戦国大名・武田信玄を偲んで、毎年、甲府市中心部で開催。

今年は50回目という節目にあたり、メインイベントの「甲州軍団出陣」では〝阿部信玄〟や〝眞栄田勝頼〟あたりが信玄公役を務めるのではないか?とファンの間で囁かれていた。

ところが、フタを開けてびっくり。信玄公役は冨永愛だったのだ。

「山梨県知事は公式会見で、冨永さんが過去に県のキャンペーンで一日課長を務めたことがあり、彼女の活動が県のイメージと一致した…なんて、もっともらしいことを言っていますが、実際のところはNHKドラマ『大奥』の影響でしょう」(芸能ライター)

ドラマ『大奥』は、男女の役割が逆転した江戸時代を描いた物語。一見、陳腐なSF劇にも思えるが、男女の立場が入れ替わる様子が巧妙に描かれていて、思わず引き込まれてしまった歴史ファンも少なくない。

そこで、暴れん坊将軍としてお馴染みの八代将軍・徳川吉宗を演じたのが冨永だった。

「彼女は眼力が凄まじい上に高身長のため、迫力満点でした。早い話、高身長の阿部信玄も、眼力が売りの眞栄田勝頼も、冨永吉宗との戦(いくさ)に完敗したってことですよ。今年は〝大奥こそが本物の大河だ!〟とネットでも話題になるほどです(笑)」(同・ライター)

『大奥』に人気をさらわれた不甲斐なさ…

冨永は、本物の馬にまたがって浜辺を疾走するシーンも披露。「CG乗馬が嘘くさくて見てられない」との不評もあった『どうする家康』と比べれば、制作陣の本気度の違いも見えてくる。

NHK内でもドラマ『大奥』の評判は上々のようで、同作の脚本家である森下佳子氏は、2025年の大河ドラマ『べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~』も担当することが発表されたばかりだ。

「むろん、大河ドラマの出演者=祭りの主役という決まりはありませんよ。それでも5月に行われた『浜松まつり』は、松本潤さんが参加したことで過去最多の人出となりました。おそらく、ドラマ放送前の早い段階から出演を要請していたのでしょう。

しかし、今回の信玄公役が決まったのはドラマ放送後ですから、『どうする家康』と『大奥』が比較されたと考えるほうが自然ですよね」(同)

振り返れば、過去作品においては『風林火山』に出演したGACKTが「謙信公祭」、『八重の桜』に出演した綾瀬はるかが「会津まつり」に呼ばれて話題になった。大河ドラマをとおして、それぞれの地域の人々に深く愛されたからこその起用であろう。

かたや『どうする家康』は、時代考証の担当学者が山梨県を拠点に武田家を研究しているほどなのに、地元の祭りで『大奥』に見せ場を持って行かれてしまう不甲斐ない展開。

視聴率10%台ギリギリを低空飛行している大河ドラマより、秋に放送が再開される『大奥』の方が話題的にもお買い得。戦略家の信玄を擁する山梨県ならではの判断か。

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