『ラストマン』最終回直前で“うつ展開”! 主要キャラの退場が続々と起こるワケは?

福山雅治  大泉洋 

福山雅治  大泉洋 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

6月18日、ドラマ『ラストマン-全盲の捜査官-』(TBS系)の第9話が放送された。

最終回を目前にして登場人物が次々に死んでしまう急展開に、視聴者が戦慄している。

同ドラマは、全盲のFBI捜査官・皆実広見(福山雅治)と、刑事・護道心太朗(大泉洋)がタッグを組み、数々の難事件を解決していくバディドラマ。

【関連】何でもあり?『ラストマン』サスペンスドラマの“禁じ手”をトリックに… ほか

第8話で、皆実の両親を殺した犯人が心太朗の実父・鎌田國士(津田健次郎)であり、皆実が心太朗とバディを組んだのも刑務所にいる鎌田に会うためだったことが明かされた。

紆余曲折ありながらも、第9話では皆実と心太朗が協力して41年前の事件を再捜査することに。だが捜査を進めるうちに、次々と事件の関係者が死亡してしまう。

41年前の事件を捜査するべく、皆実たちが聞き取りを行った元暴力団・南雲会幹部の池上隼人(渡辺哲)もその一人。強引に情報を聞き出そうとしたのだが、聞き取りをした翌日に遺体となって発見された。

次々に死ぬパターンは脚本家のクセ?

また、41年前の事件の第一発見者で、心太朗と佐久良円花(吉田羊)の恩師である山藤憲治(金田明夫)も、救いようのない流れに巻き込まれる。

ドラマの後半で『King & Prince』永瀬廉演じる心太朗の甥っ子・護道泉を尾行した山藤は、泉と揉み合った末に、彼のわき腹を刺してそのまま逃走。泉は心停止となってしまう。

一方、心太朗に追い詰められた山藤は、「俺は悪い人間だ」「本当にすまない」と涙ながらに謝罪。立体駐車場から身を投げてしまい、それを見て泣き叫ぶ心太朗と、泉を必死に蘇生させようとする皆実の姿を映して激動の第9話は終幕した。

「同ドラマの脚本家・黒岩勉氏は、『TOKYO MER~走る緊急救命室~』(TBS系)や『アンサング・シンデレラ』(フジテレビ系)など数々のドラマを手掛けてきた人物。

彼の作品は、最終回直前で主要キャラクターが姿を消すパターンが多いことで知られています。たとえば『TOKYO MER』では、主人公・喜多見幸太(鈴木亮平)の妹・涼香(佐藤栞里)が最終回直前の第10話で死亡。

『アンサング──』でも、ステージ4のガンだった田中圭演じる薬剤師・瀬野章吾が最終回直前で姿を消し、〝死んだのではないか〟と視聴者をヒヤヒヤさせていました。

そして『ラストマン』の最終回予告には、まるでミスリードを狙うように皆実と元妻が喪服を着ている映像や、『仲間取られて黙ってるんですか』というセリフが使われています。

黒岩氏のこれまでの作風から察するに、泉は死亡している、もしくは予告で死亡を〝ニオわせ〟ているが、実は一命を取り留めた、という線が濃厚でしょう」(ドラマライター)

果たして泉は助かるのか、また皆実の両親を殺した犯人は一体誰なのか…。すべての謎が、黒岩氏によってドラマチックに描かれる最終回になりそうだ。

【あわせて読みたい】