天海祐希が“闇バイト”を肯定? 『合理的にあり得ない』第10話のセリフに波紋

天海祐希 

天海祐希 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ 

俳優・天海祐希主演のドラマ『合理的にあり得ない ~探偵・上水流涼子の解明~』(フジテレビ系)の第10話が、6月19日に放送された。

作中で天海演じる女探偵・上水流涼子が〝闇バイト〟を肯定するようなセリフを放ったことで、波紋が広がっている。

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同ドラマは、ある事件を起こして弁護士資格を剥奪された上水流と、IQ140の天才・貴山伸彦(松下洸平)がさまざまな依頼を解決していく物語。

第10話では、上水流が過去に起こした事件について深掘りされた。上水流は、打ち合わせをしていた相手に突発的に殴りかかったことで傷害事件となり、懲役1年、執行猶予3年を言い渡されてしまう。結果、弁護士資格を剥奪されてしまった。

しかし、上水流にはこの時の記憶がまったくなく、これまでもその理由は謎に包まれたままだった。

今回明かされたのは、上水流が「3776という数字を聞くと、抑えられない怒りの感情が湧き上がる」という〝後催眠暗示〟にかけられていたこと。さらに、暗示をかけた張本人が助手の貴山だったことが発覚し、上水流は絶望的なまでのショックを受けるのだった。

タイムリーに闇バイトのニュースが…

ただ、人生を壊した貴山を恨むかと思いきや、そうではなかった。貴山が闇バイトの元締め、​​氷川怜児​​(阿部亮平)と絡んでいたことを知った上水流は「氷川って男に頼まれた闇バイトだったんでしょ?」と切り出し、「つまりあなたは、依頼された仕事をこなした。だったらあなたが罪悪感を感じることはまったくない」「あなたは自分の仕事を立派にやり遂げただけ。罠にハマった私が愚かだっただけのこと」と貴山を許すような発言をする。

しまいには「だからここで働いて。今までどおり」と声をかけ、上水流と貴山の関係をさらに強固なものにするラストシーンとなった。

「上水流と貴山は、これまで探偵とその助手という関係性で描かれてきましたが、10話で〝催眠をかけられた被害者〟と〝催眠をかけた犯人〟だったことが明らかになった。

上水流が貴山にかけた言葉は、助手としての働きぶりを見てきたからこそ。被害者という立場を考えると、最大限に譲歩したものでしょう。

しかし、タイムリーなことに、チャンネル登録者数167万人の人気ユーチューバー・ゆゆうたが、6月17日に〝闇バイト〟の標的になっていたことを告白。

世間では闇バイトについて批判的な声が上がっており、上水流のセリフに悪い意味で注目が集まることとなりました」(ドラマライター)

とにかく、上水流と貴山のコンビ愛が崩れずなによりだ。

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