石川慎吾・小沼健太のトレードは失敗? 巨人ファンと球団OBの意見は真っ二つ

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7月2日、プロ野球界に衝撃ニュースが飛び込んできた。読売ジャイアンツと千葉ロッテマリーンズのトレードが成立したのだ。

巨人が放出したのは、かねてからトレードが噂されていた石川慎吾選手。対するロッテは小沼健太投手を放出し、投手力強化を図りたい巨人と、得点力を上げたいロッテの利害が一致した形だ。

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「石川は今季、1軍出場ゼロながら、2軍で3割5分のハイアベレージを残している。チーム打率最下位を競うロッテにはぴったりであり、中継ぎ不足の巨人にとっても、最速151キロ、身長189センチの長身右腕である小沼は貴重な戦力です」(週刊誌記者)

このトレードについて、日本ハムでエースとして活躍した岩本勉氏は、3日に自身のYouTubeチャンネルで「ファームで見て良いピッチャーだと思ってた」などと小沼投手を評価。石川選手についても「30歳で全然若い。内外野どこでも守ることができる」などと評価し、互いに戦力補強になったと評している。

ロッテOBの里崎智也氏も、3日のYouTubeで「2軍で結果出してて1軍で(出番が)ないってことは、もうチームを変えるしかない」と指摘。「ジャイアンツにとっても優しい。石川を出してウィークポイントを補う」として、「最高のトレード」とまで評した。

巨人ファンが歓喜「出てってくれて嬉しい」

パ・リーグ出身者が高く評価する中、巨人OBからは厳しい意見も…。

「巨人OBで西武・ヤクルトでは監督も務めた広岡達朗氏は、一部メディアで『中継ぎの弱さが露呈してからの、行き当たりばったり、球団の見通し、強いてはGMの見通しが甘い』などと批判。

『原が監督とGM的な役割を兼ねているそうだが、そういうことであれば原の責任でもある』と、原辰徳監督の責任論まで展開しました」(週刊誌記者)

どうやら、評論家の間でもトレードの賛否は分かれているようだ。一方、ファンの反応はというと、ネット上には巨人ファンから歓喜の声があがっている。

《石川で若手投手くれんのかよ ロッテ優しすぎだろ》《石川はマジで使い所がなかった》《石川が出て行ってくれた事だけで嬉しいわ》《石川慎吾はベンチでキレたり性格もアレだったから本当に出てってくれて嬉しい》など、石川の放出が歓迎されてしまっている。

「石川は巨人でも使い所がなく、支配下登録枠を圧迫する邪魔な存在でしかなかった。そのままいても戦力外になるのがオチですし、ならばトレードの弾にして、中継ぎを補う巨人の方針は理にかなっています。巨人としては厄介払いに成功したわけで、次に危ないのは小林誠司ですね」(同・記者)

トレード期限まではあと3週間ほどあるが、滑り込みでの追加トレードはあるのだろうか。

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