『VIVANT』ジャニタレ抜きで正真正銘のトップへ! あっさり『silent』超えか

堺雅人

堺雅人 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

俳優の堺雅人が主演を務める日曜劇場『VIVANT』(TBS系)第1話の無料配信総再生数が、同局ドラマ第1話の再生回数として歴代最高記録(7月24日時点、ビデオリサーチにて算出)を叩き出したことがわかった。

これからの盛り上がり次第では、2022年10月期放送の大ヒットドラマ『silent』(フジテレビ系)の記録を塗り替える可能性も浮上している。

『VIVANT』は、TBS系の『半沢直樹』『下町ロケット』をはじめ、数々の大ヒットドラマを手掛けてきた福澤克雄氏が原作・演出を担当。主演の堺のほかにも、阿部寛、二階堂ふみ、松坂桃李、役所広司という全員主役級の豪華キャストを揃え、昨今の日本ドラマ界では異例ともいえる2か月半に及ぶ大規模ロケをモンゴルで敢行するなど、世界水準の作品作りをしている。

【関連】松坂桃李『VIVANT』最終回まで登場せず? 第1子誕生で仕事に変化の兆し ほか

7月23日に放送された第2話では、タイトルの「VIVANT」の意味が、「別班」である可能性が浮上。「別班」とは、非政府組織で一部の自衛隊のみが加入を許された〝影の諜報部隊〟を指すことから、テロや陰謀論といった要素が追加された。

現時点ではミスリードかもしれないが、考察班にとっては暇がない内容である。

豪華俳優陣に加え、話のテンポの良さ、スケールの大きさ、そして考察し甲斐のある伏線が話題となり、「TVer」や「TBSフリー」など無料配信サービスの総再生数が、同局ドラマ第1話として歴代最高の約400万回を記録したそうだ。

『VIVANT』がジャニオタたちの“かさまし記録”を抜く?

「この記録は『silent』第1話とほぼ同等といった感じ。ですが『silent』は回を重ねるごとにどんどん再生回数が増え、最終的にTVerでの再生数は全11話で計7300万回を超えました。『VIVANT』はこの先の展開次第で、『silent』と戦えるかどうか…となりそうです。

ただ、『silent』は、ジャニーズグループ『Snow Man』目黒蓮のファンらが記録を打ち立てようと、1人で何度も再生ボタンを押していたフシがあるため、これとシンプルに比較することはできないでしょう」(ドラマライター)

前期の不倫ドラマ『あなたがしてくれなくても』(フジテレビ系)も、とんでもない再生回数を誇っていたが…。

「物語が進んでいくと共に見逃し再生数も過熱し、第3話以降、6週連続で400万再生突破しました。しかしながらこれは、ドラマの内容的にお茶の間で視聴することが気まずいため、個々で再生された結果だと予測できます。いわば、視聴率を捨ててTVerに特化させたといえるため、やはり『VIVANT』と比較できるかというと微妙なところ」(同・ライター)

内容は政治系で、世帯平均視聴率も高い『VIVANT』。これでTVer再生回数1位を獲得したら、正真正銘のトップと言えそうだ。

【あわせて読みたい】