芦田愛菜 画／彩賀ゆう （C）まいじつ

話題沸騰確実と思われた松岡茉優の主演ドラマ『最高の教師 1年後、私は生徒に■された』（日本テレビ系）が、それほどバズっていない。このままでは第1話がピークの出オチ作品になる可能性があるという。

高校教師の九条里奈（松岡）は、卒業式の日に吹き抜け廊下で、生徒らしき人物に背中を押されて突き落とされる。その直後、1年前の始業式にタイムリープ。そこで九条は、自らの死という未来を変えるため、生徒との向き合い方を改めていく…。

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「あの大ヒットドラマ『3年A組-今から皆さんは、人質です-』（日本テレビ系）のスタッフが再集結し、今や国民的女優になった芦田愛菜の7年ぶり民放連続ドラマ出演と、話題性は抜群でした。

生徒役には芦田のほか、ネクストブレーク待ったなしの有望株を大量に起用していますが、初回の世帯平均視聴率は6.5％（ビデオリサーチ調べ、関東地区）、第2話も5.8％とスタートからコケています」（芸能記者）

勝負を避けて話題にもならず…

このドラマは視聴率以外の面でもコケているという。

「TVerのお気に入り登録者数は80万人を超えていますが、今期は80万人超えの作品が多くあるので、とりたてて高い数字とは言えません。〝『3年A組』再び…〟みたいな空気感が放送前にはあっただけに、かなり肩透かしな感じですね」（同・記者）

コケてしまった大きな理由は、放送の日時だという。

「最近の日テレは、SNSでバズリやすそうな『あなたの番です』『真犯人フラグ』などの作品を日曜ドラマ枠で放送。『3年A組』もそうでした。しかしなぜか、『最高の教師』の放送は土曜日なのです。今期の日曜には、超大作ドラマ『VIVANT』（TBS系）があるので、バッティングを避けたのかもしれませんが、土曜ドラマはどうしても〝空気〟になりやすい傾向にありますからね。

次の日は休みで、みんなドラマより遊びを優先するし、ネットニュースがたくさんあがるのは月曜日ですが、その時はもう、日曜放送のドラマが話題を締めている。学園ドラマなのに、学校で共有されにくい土曜日に放送、しかも、世間はすでに夏休みということで、かなり詰んでいます」（同）

そもそも『3年A組』ほどの派手さはなく、ただの教育ドラマに落ち着いてしまっている点も、なかなかバズらない要因なのだろう。

せっかくの芦田の作品がコケてしまわないか心配だ。