清野菜名への忖度? 金ロー『キングダム2』で“無駄遣い”された女優

清野菜名 

清野菜名 画/彩賀ゆう  (C)まいじつ

漫画家・原泰久氏原作の映画『キングダム2 遥かなる大地へ』が、7月28日に『金曜ロードショー』(日本テレビ系)枠で放送された。

今回は夜7時56分からの拡大枠で、同日公開されたシリーズ最新作『キングダム 運命の炎』の宣伝的な放送。エイ政の過去が明かされる「紫夏編」と、隣国・趙との「馬陽の戦い」が二本立てで描かれた。

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同作は山﨑賢人、吉沢亮、橋本環奈といった邦画界のいつメンで知られるが、羌象役の山本千尋だけは異なる。山本は中国武術・太極拳の世界大会で数々の優勝経験を持ち、本格アクション女優として注目を集めている、まさに中国舞台の大作にはふさわしい役者なのだ。

しかし同作は、なんと山本のアクションシーンは1秒たりとも存在しない。せっかくの適材適所でありながら、その才能を見せる場面は一切なかったのだ。

ファンは憤慨「宝の持ち腐れすぎ」

ネット上にはこれに対し、《キングダム2 せっかく山本千尋さんを起用したのに戦闘シーン全く無くてイミフ》《キングダム2って山本千尋さんの戦闘シーン無いん?まじ?宝の持ち腐れすぎん???》《山本千尋をその役でキャスティングしといてアクション一切なしとかマジかキングダムよ…》など、不満が噴出。

同作を今回の放送で初めて見たという視聴者が、アクションなしを知って憤慨したのだった。

 

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「2016年、原作連載10周年を記念して製作された特別動画では、山本が羌カイ役を熱演して大好評を博していました。それだけに、実写映画でも同じキャストになると思われたが、劇場版で山本が演じたのは羌象役。羌カイは清野菜名が演じることになりました。

山本の武術経歴を知るファンは、当時からこのキャスティングに不満を抱いていました。山本と清野を比べると、知名度は圧倒的に清野が上だけに、そういったことでキャスティングが決まることを呆れられていましたね。

山本のアクションシーンがなかったのも、清野のアクションシーンが霞んでしまうからだと揶揄されています」(週刊誌記者)

映画『キングダム』第1作では、アクション俳優の坂口拓が大ボス役を演じていただけに、知名度は関係ないと思われていたのだが…。

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