画／彩賀ゆう （C）まいじつ　

ジャニーズ事務所が10月5日、週刊誌報道を〝事実無根〟だと抗議した。ジャニーズとしては異例の対応であるが、これは諸刃の剣になりかねない。

『週刊文春』10月5日号で、木村拓哉に関する記事が掲載された。内容は、木村がジャニーズの名称を変更することに「なんで変えるんだ！」と納得していないこと、ドラマの撮影を「今はそのタイミングじゃない」とモチベーションが上がらないことを理由にストップをかけた…と書かれている。

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これについてジャニーズは事務所の企業サイトにて、《そこで書かれている内容は全て事実無根です》と真っ向から反論した。

さらに《一連の報道のとおり、所属先である弊社が深刻な問題を抱えている状況下にありながら、木村は後輩達の相談にも積極的に応じ、また、被害を受けた方々の心情に配慮して率先して社名変更を弊社に促す等、常に、被害を受けた方々や不安なタレント・アーティスト達の心に寄り添っておりました》と、記事内のことと真逆の行動をしていたと明かしている。

そして最後に《弊社としてはこのようなタレントの名誉や信用を著しく毀損する事実無根の記事に対しては強く抗議する》と綴られていた。

「実は今回の声明は極めて異例。ジャニーズはこれまで、週刊誌やネットのニュースに関して基本的にノータッチだったため、わざわざコメントを出して記事を否定したことに業界内でざわめきが起こっています」（芸能記者）

逆に『SixTONES』退所は決定的なのか…？

この声明を受けて、ジャニーズを指示する声が上がる一方で、心配する声も多くあがっている。というのも、この対応によって、今までの真偽が曖昧だった報道が、すべて事実だとみなされるからだ。

「例えば今回、週刊文春には、亀梨和也が事務所に不満を持っていることや、『SixTONES』が退所を検討していることも書かれていましたが、こちらはスルーだったため、ファンたちは『本当だったんだ…』と落胆しています。

また、否定するだけで、それならなぜドラマの撮影が遅れているのかを明かしていないので、そもそも『事実無根』という言葉に説得力がない。

さらに木村に関しては、事務所の1回目の会見の後に《show must go on！》、2回目の会見の後に《一歩ずつ、前に！ 》とインスタに投稿しているのが問題。事態を重く見た事務所が勝手に謝っているだけではないか？とも揶揄されています」（芸能ライター）

事務所としては、それだけ木村が大切だというわけか。