キムタク、新会社とのエージェント契約早期締結は『SMAP』騒動での失敗から? 櫻井翔「じっくり考える」発言との対比

木村拓哉 画/彩賀ゆう (C)まいじつ

昨今騒がれている性加害問題を受け、ついにジャニーズ事務所がその歴史に幕を下ろした。社名を『SMILE-UP.(スマイルアップ)』と改め、新たにエージェント会社を設立するそうだが、古株の木村拓哉は早くも新会社との契約に向けて準備を進めているという。

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「SMILE-UP.」は10月5日、《弊社所属タレントに関する一部週刊誌記事について》と題した声明文を発表。一部週刊誌が報じた木村に関する記事に対して《そこで書かれている内容は全て事実無根です》と強く否定し、《今後の弊社の抜本的な改革を期して、新たに設立する会社とのエージェント契約も準備が出来次第締結する予定でいた中でこのような記事が出たことを、弊社としても大変心苦しく感じております》と遺憾の意を表していた。

これにより、木村が新会社とエージェント契約を結ぶことはほぼ確実となった。17日の『NEWSポストセブン』でも同じく可能性の高さについて言及しているが、果たして彼の下した決断は英断といえるのだろうか。世間からは〝早計だ〟との意見が広がっている。

「今回の決断に至った背景には、やはり〝SMAP解散騒動〟が大きく影響しているのではないでしょうか。当初『SMAP』は長年連れ添った女性マネージャーとメンバー5人でジャニーズを独立する予定だったところ、木村が翻意したことでグループは解散に至ったといわれています。その結果、木村を〝裏切り者〟扱いする人が後を絶ちませんでした。

そういった背景があるからこそ変に見切りをつけてしまうと、またバッシングを受けることになりかねないと考えたのでしょう。しかも木村は、再来年以降の仕事もすでにオファーが来ている状態。仕事に困っていない以上、ここで下手に敵を作るよりは、新会社とエージェント契約を交わしたほうがいいと判断したのでしょうね」(芸能ライター)

嵐・櫻井翔は慎重派なのだが…

しかし、そんな木村と対照的な動きを見せるのが『嵐』の櫻井翔だ。10月2日放送の『news zero』(日本テレビ系)に生出演した際、新会社とのエージェント契約について「自由度や選択肢が増える一方で、自分自身の責任も大きくなっていくのだろうなと感じています」「ポジティブな面もあると同時に新たな形ですので、不安を感じるという面も今日現在は感じています」とコメントした櫻井。

さらに今後の動きについても「新会社と株式会社嵐、グループとの契約なのか。あるいはその両方なのか。すべての選択肢をテーブルに乗せてじっくり考えていかないといけない」と明言を避ける形をとっていた。

「社名を変え、新会社を設立しようとも、結局経営メンバーはほとんど変わりません。いくら方針を変えようが、世間からの受け取られ方は〝ジャニーズが名前を変えただけの会社〟なのです。

おまけにエージェント契約の説明についてはばらつきもあるようで、嵐はメンバー5人揃って説明を受けているのに対し、『NEWS』の小山慶一郎は『エージェント契約の説明会がない』とライブ中に不満を漏らしていました。当然タレントの不信感は募るでしょうし、今後、外資系会社と仕事をするとなると、なおさら判断が厳しくなるところ。木村が新会社に転ぶとなれば、娘のKōki,やCocomiの海外進出にも影響が出ることは否定できない。もはや新会社とのエージェント契約は、デメリットのほうが大きい」(同・ライター)

すべて承知のうえなのか、これだけのリスクがあっても〝新会社との契約〟に向かって準備を進めているという木村。彼の下した決断は正しいのか、否か、今はとりあえずそっと見守るしかなさそうだ。

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