『ドラゴンクエストチャンピオンズ』を一刻も早く“サ終”すべし! 『ドラクエ』アプリ史上最大の爆死作品として歴史に名を刻む

Roman Samborskyi

(C)Roman Samborskyi/Shutterstock

スマホ向けアプリ『ドラゴンクエストモンスターズ スーパーライト(DQMSL)』が、2024年1月31日15時をもってサービスを終了すると発表された。

一時代を築いたアプリの終了を嘆く声が上がるとともに、ほかのドラクエアプリのサービス終了も懸念されている。

2014年1月23日からサービスがスタートした『DQMSL』は、ドラクエの大人気スピンオフシリーズ『ドラゴンクエストモンスターズ』をアプリ版として開発したゲーム。

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ドラクエに敵として登場するモンスターたちを仲間にして育て、自分だけのチームを作り上げて対戦するゲームだ。

「『DQMSL』は数あるアプリ版ドラクエの中でも、とりわけ大ヒットを記録してスクウェア・エニックスに売り上げに大きく貢献しました。しかし、ここ数年はセールスランキング200位台が定位置状態。根強いファンの課金で支えられていましたが、ついに限界を迎えたようです」(ゲームライター)

ドラクエアプリの多くが、スタートダッシュに成功するものの、数年で限界を迎えてしまっている。

「アプリ版ドラクエで最も盛り上がるのが、ナンバリングタイトルとのコラボ。ドラクエは現在11まであり、これらの作品とドラクエアプリがコラボすると、とにかくガチャが回ります。

しかしその反面、ナンバリングタイトルとのコラボが一周全て終わってしまうと、人気はガタ落ち。すでに登場したキャラを少しだけ変えて新キャラとして登場させるなど、苦肉の策を講じてガチャを回させようとしますが、最終的に限界を迎えます」(同・ライター)

一番のお荷物は『チャンピオンズ」

現在ドラクエのアプリで最も売上がある『ドラゴンクエストウォーク』は、まだコラボしていないナンバリングタイトルが『11』だけで、かなり危険な状態。

また、2番目の売上を誇る『ドラゴンクエストタクト』は、現在2周目のナンバリングタイトルコラボを実施中など、すでに苦しい状況を迎えている。

「断トツでヤバいのは『ドラゴンクエストチャンピオンズ』。今年6月、スクエニが夏のビッグタイトルとしてリリースしましたが、サービス開始から半年も経たないうちに、売上は『DQMSL』とほぼ同じレベルに。

ナンバリングタイトルとのコラボを連発しても全く見向きもされず、とてつもない勢いでユーザーが離れています。『DQMSL』よりも、こちらを切るべきだったとの声も多い」(同)

ドラクエにはほかにも瀕死のタイトルがある。

「2015年から提供されている『星のドラゴンクエスト』もそろそろ限界。インフレに次ぐインフレで末期を迎えています。しかし、それでも一応『チャンピオンズ』の倍以上の売り上げがあります。

21年12月から開始している『ドラゴンクエストけしケシ!』は現在、『チャンピオンズ』以下の売上ですが、もともとミニゲームのような内容で開発費が安いため、『チャンピオンズ』よりは全然マシ。やはり『チャンピオンズ』が断トツでヤバく、〝サ終〟候補の筆頭です」(同)

ドラクエの歴史というより、アプリゲーム全体の歴史としてもトンデモナイ爆死を記録した『チャンピオンズ』。そろそろ失敗を受け入れて、サービス終了するべきだろう。

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