松本人志はどうなる? 新井浩文、木下ほうか、桜塚やっくん…性犯罪で“無罪・潔白”を主張していた芸能人たち

画/彩賀ゆう

画/彩賀ゆう (C)まいじつ 

ついに週刊文春を提訴した『ダウンタウン』松本人志。舞台は法廷へと移ることになるが、果たして松本に名誉回復の勝ち目はあるのか。著名人をめぐる近年の下半身スキャンダルの例から考えてみよう。

近似の例に挙げられるのは、昨年4月、週刊女性の出版元である主婦と生活社や担当記者を提訴した俳優・木下ほうかだ。

木下は2022年、先輩俳優である立場を使い、過去に6人もの女優と無理矢理に性交していたことが週刊女性、文春、元文春記者のフリージャーナリストにより発覚。被害が10年ほど前のケースもあり、松本同様、時を置いての発覚となった。

木下は一連の報道の内、強姦であったことを報じた週刊女性のみを「強姦した事実はございません」などと提訴。しかし1年後には、木下側が訴えを取り下げたことが、週刊女性のWEB版にて報告され、訴訟が終了している。

2011年には、お笑いタレントの桜塚やっくんが、酒に酔った女子大生への準強姦容疑で書類送検された。しかし、本人は報道翌日のブログで、《僕が犯罪を犯したという事実は一切無く、今後一切僕が逮捕される事や起訴されることもありません! 天地神明に誓って、僕は清廉潔白です!》《事実無根の内容が一部報道されている》など、警視庁の捜査関係者を名誉毀損で訴える意向を表明していた。

政界では昨年11月、自民党・三宅伸吾議員に性加害が報じられた。文春によると、三宅議員は10年前、カラオケ店で、事務所スタッフの体をまさぐり、服を脱がそうとするなどの行為に及んだそう。だが、本人は「全く身に覚えがなく、週刊誌の方にも伝えている」と否定している。

過去には「無罪」主張を批判した過去

2019年には、俳優の新井浩文が、自宅へ派遣したマッサージ店員に、乱暴の上で無理矢理性行為をした強制性交罪で逮捕。「暴力や脅迫は一切やっていない」など本人・弁護側とも無罪を主張したが、2020年に懲役4年の判決が確定し、芸能界を事実上追放されている。

これらはいずれも本人が否定したケースだが、三宅議員を除き、仕事をキャンセルされ、事務所から解雇されるなど失脚している。

「新井の判決が確定した際、松本さんは『ワイドナショー』(フジテレビ系)で『彼は全く納得していないんでしょうね』『反省の色がないというので、こういう判決が出ている』などと新井をチクリ。無罪を主張する新井をよそに厳しい論調を展開していました」(芸能ライター)

舞台は法廷に移ったが、どのような結末を迎えるのだろうか。

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