若狭勝弁護士、支持率14%の岸田内閣の北朝鮮訪問計画を強烈批判「外交を自分の内閣延命策には使うな」

元東京地検特捜部副部長で弁護士の若狭勝氏が、自身の公式YouTubeチャンネルにて岸田内閣に北朝鮮訪問計画があると言及し、「外交を自分の内閣延命策には使うな」と強く批判した。

毎日新聞が公表した2月17、18日の全国世論調査によると、岸田政権は支持率を14%まで落とした。前回より7ポイント減で、岸田政権発足以来最低の結果となっている。岸田首相は国会の施政方針演説で金正恩との首脳会談を実現したいと述べており、岸田内閣に北朝鮮訪問計画があることが取り沙汰されている。

若狭氏は「訪朝に向けて1番重大な問題は日本人拉致問題」と指摘。しかし、「今回北朝鮮を訪問して岸田さんが2人だけ帰す(帰国させる)と言われたときに、それで拉致問題解決とされるのであれば、それは拉致被害者家族としては許せないと思う」と厳しく語った。

そして「岸田さんが自分の保身で支持率を急上昇させられるとかいう幻想の下で、国家の大事な方向性を決める」ことはあってはならないと批判し、もし訪朝して拉致問題に取り組むのであれば「北朝鮮へのお土産として、人道支援の大義の下で食料支援とか水道施設などの技術供予・学校建設、そうした数十億円の支援を与えることも考えられていく」と懸念を述べた。そして、若狭氏は岸田内閣は今年の衆議院議員補選に向けた“岸田降ろし”が始まる前の支持率上昇を狙っているが、そのための道具として北朝鮮外交が使われることを危惧した。

視聴者からは「岸田首相は自ら得意なのは外交と言っているが、これを自画自賛という」「岸田はこれ以上余計なことをせずに、一刻も早く辞めてほしい」といった、若狭氏に同調するコメントが相次いだ。

参考:YouTubeチャンネル 若狭勝「弁護士 若狭勝のニュース塾」

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