流行りの「シンデレラ体重」にバズーカ岡田が警鐘「自分から病気になりにいくようなもの」辻希美がモー娘。時代に苦しんだダイエットとは

ボディビルダーのバズーカ岡田こと、日本体育大学部教授の岡田隆氏が3月11日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。日本の女性が低体重であること、女性のダイエットの危うさについて語った。

世界的な医学雑誌『ランセット』によると、世界の肥満人口が10億人を突破したという。これは8人に1人が肥満に該当するという計算になる。しかし、これに反して先進国で唯一、日本人女性が低体重であるとのこと。岡田氏は「これは相当ボディイメージが歪んでいる」と苦言を呈した。

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この話題に関連して、岡田氏は順天堂大学で開催された『マイウェルボディ協議会』のメディア発表会に登壇した辻希美の記事を紹介。辻はモーニング娘。にいた頃、食べないというダイエットを行い、不健康になってしまい「未だに後悔がある」と明かした。岡田氏自身も痩せる必要を感じない女性から、痩せたいと依頼を受けたことがあるという。「痩せたいということを否定するつもりはないんですけど、健康であるのかどうかということは大切にしてもらいたい」と気遣った。

岡田氏は肥満度の目安となるBMIについて22ぐらいが病気になりにくいと説明するも、「最近はBMIを利用したやばい数字があって」と語り、BMIを18に設定する“シンデレラ体重”を紹介。SNSで10〜20代の女性を中心に広がった言葉で、モデルや女優のように細い体型の方に多い体重のことで「BMIを18に設定するというのは自分から病気になりにいくようなもの。極めて危ないですよ」と警鐘を鳴らした。

思春期の女性は周りを気にして無理なダイエットをしてしまうことが多いが、岡田氏は「20代を健やかに、自分の個体としてのポテンシャルを最大限引き出すことをまず念頭に置いて、それから先に体を作り上げていく」ということが大切だと語った。

参考:YouTubeチャンネル「新・バズーカ岡田チャンネル【岡田隆】」

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