フリーアナウンサーの古舘伊知郎氏は3月10日、自身のYouTubeチャンネルに動画を投稿。自民党の過激ダンスショーについて解説。参議院政治倫理審査会の裏で明らかにされた自民党の不祥事について自身の考えを交え厳しく語った。
近畿の自民党若手議員らが参加した昨年11月の近畿ブロック会議後の懇親会で、主管した党和歌山県連が下着と見まがうような露出の多い衣装をまとった複数の女性ダンサーを会場に招いていたと産経新聞が8日に報じた。この懇親会を企画した自民党和歌山県連の川畑哲哉県議は11日に離党した。古舘氏は「政倫審で国民がほとほと疲れきって居眠りし始めたあたりに、また国民にくだらない話で冷水浴びせてくれるんだよな」と怒りを爆発させた。
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そして、古舘氏は今回の報道について「裏は取っていないけど、間違いないと思っている」と前置きした上で、自民党内の誰かが仕組んだものではないかと持論を述べた。その理由は、昨年の11月の出来事を保守本流の産経新聞が急に報じているからだ。
また古舘氏は、この懇親会が行われたのは世耕弘成前参院幹事長と二階俊博元幹事長の地元である和歌山県であると指摘。「これはもっぱらの噂で、参議院議員の世耕さんは、二階さんがどいてくれたら念願の衆議院に鞍替えして、そして総理への道をさらに本道を歩もうとする意欲満々と言われて久しい方だよね」「二階さんが引いてくれればと思ってる世耕さんと二階さん陣営の鞘当てもあるかもしれない」と述べた。
しかも、世耕議員も参加する参議院政治倫理審査会の前のタイミングでの報道であり「誰かの意図的なリークで、自民党内の争いから出たものとしか俺は思えない」と断言。
古舘氏は、何か政治的な背景や思惑があるのではないかという冷ややかな目で見なければ「怒るのもアホらしくなってくるよ」「出来すぎた下手な台本を見せられているとしか言いようのない話」と半ば呆れ顔で語った。