大人気アニメ『ドラゴンボール改』(フジテレビ系)の第37話『悪夢の超変身! 戦闘力100万のフリーザ』が、1月4日深夜に再放送された。作中では2022年最初の放送とは思えない残酷シーンが登場し、視聴者から悲鳴が続出している。
※アニメ『ドラゴンボール改』最新話の内容に触れています
ドラゴンボールで願いを叶えたクリリン、悟飯、ベジータだったが、出し抜かれたフリーザは激怒。冷静沈着な態度をかなぐり捨てると、ついに本性を剥き出しにして、ベジータたちに猛攻を食らわせる。
一方でベジータは、3対1ならば「勝てる」と断言してフリーザを挑発。さらに「変身しろ、フリーザ。どうせなら今すぐ変身して正体を見せたらどうだ?」と言い放つのだった。
するとフリーザは本当の力を解放し、鬼のように角を生やした姿へと変貌。大地を揺るがすほどの力を見せつけ、自らの“角”でクリリンの下腹部を貫く──。
今回、恐怖の象徴であるフリーザが本格的に動き出したが、クリリンがその第一犠牲者となってしまう展開に。しかも腹を角で貫通され、その角から血が滴るというリアルな描写が行われていた。ナレーションでは「あっけなくフリーザに貫かれたクリリン。これがフリーザの強さなのか?」と軽く語られていたが、視聴者たちは言葉を失ってしまったようだ。
作中きってのグロ? クリリンの運命は…
この残酷な描写が放送されたのは、新年が始まったばかりの“正月ムード”が残っている日。新年早々から胸クソ悪い展開に、ネット上では《年明け早々にクリリンが死んじゃう…》《新年初の放送で串刺しクリリンくるぞ》《クリリン、どうか生きて》《全然めでたくない始まりすぎる》《正月とは思えない胸糞シーンで泣いてる》などと絶望の声が続出していた。
なお、こうしたクリリンの悲惨な状況について、その原因がベジータにあると考える人も多いようだ。もともと冷静沈着なクリリンは、変身前のフリーザが妙に落ち着いていたことに違和感を覚えていた。おそらく3対1でも勝てる確信がフリーザにはあり、それをいち早く見抜いていたのだろう。
ベジータはそれにもかかわらずフリーザを挑発して変身させ、「勝てる」などとドヤ顔で語っていた。一部視聴者からは《ベジータがムダにフリーザ怒らすから、関係ないクリリンが貰い事故。戦犯すぎるでしょ》と厳しい意見も上がっている。
ぴかりと輝くクリリンの風貌は正月にふさわしい縁起のよさだが、今回の展開はなんとも悲劇的。2022年の幕開けにふさわしくない第一歩として、視聴者の心に深い傷を作ったことだろう。
文=大獄貴司
写真=まいじつエンタ