“ごちうさ”こと『ご注文はうさぎですか?』といえば、かの有名なネットスラング「心がぴょんぴょん」でも知られる日常漫画。しかし、作品のゆるふわな雰囲気とは裏腹に、過激なファンが多いようで、ネット上で炎上騒動が巻き起こっているようだ。
コトの発端は、2月26日に開催される「ごちうさ」のイベント『Rabbit House Tea Party 2022』をめぐるファンのツイート。そのファンはイベント後に打ち上げを開催すると告知し、「レンタルルームを借りてたこ焼きパーティーがしたい」と語っていた。
しかし現在は知っての通り、新型コロナウイルス「オミクロン株」が大流行中。感染拡大のリスクがあるとして、“反対派”からリプライが寄せられてしまう。しかし当の企画者は「コロナはもう『社会的に重大な疾患ではない』」として、「いつまでも自粛だ自粛だ言われるのは納得いかない」という意思を表明している。
その後も主催者と反対派の論争は続き、「ごちうさ」界隈の外部にまで広まることに。外野から騒動を眺める人々に、《なんでバカは危ないからやめろと言われたことをやるの?》《これだから“ごちうさオタク”は…》《ごちうさ民は撮り鉄以下なのか》《てかチー牛アニ豚同士でタコパしても、何も楽しくないやろ》などと批判されてしまった。
頭もぴょんぴょんじゃぁ~?
「ごちうさ」オタクはかねてより評判が悪いことで有名だが、昨年にはネットニュースで取り上げられるほどの事件が起きたことも。それは「ごちうさ」と紙パック紅茶『リプトン』の“コラボパッケージ”が原因の騒動だ。
パッケージには「ごちうさ」のキャラクターが描かれていたのだが、オタクたちは“検尿カップ”に入れて飲む様をツイッターに投稿。他にもキャラの部分に穴を空けて体液のようにして扱うだけでなく、フランクフルトをぶち込むなどの過激な行為に及んでいた。
もちろんそうした悪ノリは外部で《気持ち悪い》などと炎上し、「リプトン」公式も「お客さまからのご指摘で、コラボパッケージが意図と違う形で取り扱われている事例が確認され、残念に思っております」とお気持ちを表明している。
「リプトン事件」を起こしたばかりにもかかわらず、ふたたび問題が起きた「ごちうさ」界隈。作品自体に罪はないが、一部の厄介オタクのせいでコンテンツの評判が落ちているのは間違いないだろう。
文=大獄貴司
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