大人気ユーチューバーの“盗作”判明! 芸人が怒り心頭「倫理観ないの?」

(C)Dean Drobot / Shutterstock

飛ぶ鳥を落とす勢いで台頭し、今やテレビを凌ぐ影響力を持つようになったと言われているYouTube。〝ユーチューバー〟なるその世界のスターも生まれて久しいが、その実、YouTubeはテレビメディアの〝パクリ〟で溢れ返っている。

「YouTubeがテレビの真似事ばかりなのは、過剰なカットやテロップ・効果音、大食い・実験・爆買い企画ばかりなことからも明白。SNSや掲示板でも、『YouTubeは結局バラエティーの焼き直し』という意見を見たことがある人は多いでしょう。ではなぜこうした動画がウケているかというと、バラエティー全盛の時代を知らないキッズたちには焼き直しの企画が目新しく、自主規制ばかりな最近のテレビと違って映るからに過ぎません」(WEB企画作家)

もはや「YouTube=テレビのパクリ」は定説だが、先日、この説を裏付けるようなことが起き、ネット上で話題を集めた。

発端となったのは、お笑いコンビ『トータルテンボス』が、2月6日に自身の公式チャンネル『SUSHI★BOYS』へ投稿した動画だ。同チャンネルではアフロの藤田憲右にドッキリを仕掛ける企画が定番となっているのだが、先日、相方の大村朋宏は、これについて「元ネタがある?」と知り合いに聞かれたことを告白。そう、自身が作家や芸人仲間と独自に考案しているドッキリが、〝パクリ〟であると疑われたのだ。

大村はこれを「してるわけない」と一蹴し、「俺たちはアイデアが浮かんだら、絶対に誰かやっているかをまず見ている」とパクリにならないようチェックしていることも告白。もし被った場合は元ネタとなる動画配信者の名前を入れるなど、「失礼のないようにしている」とも説明した。

パクるカップルと開き直る信者…

大村が知り合いから疑われた〝元ネタ〟は、登録者数161万人のカップルユーチューバー『夜のひと笑い』とのこと。その動画の内容は、フランスパンにケータイを仕込んで鳴らす、カレーうどんの中身が靴紐、ウイダーinゼリーの中身がケチャップになっている…など多岐にわたる。しかし、これらのネタを先に公開したのは「SUSHI★BOYS」。「夜のひと笑い」がそれらの動画の中で、ネタ元が「SUSHI★BOYS」だと紹介していたのはフランスパンのドッキリだけだったという。

これに藤田は、「彼らの発想的な感じで映ってしまってる。コメントが『才能がすごい』とか『お笑いのセンスが最高過ぎる』とかあって…」と苦言を呈し、「倫理観とかないの!?」と激怒。「芸人の中だとネタをパクるって大罪なわけ。タブー中のタブー」とモラルのなさを怒ると、「俺、悲しいんだよ」「すごくひねり出したことを、いとも簡単に何もしないで…」など、悔しささえ滲ませたのだった。

一方、大村は「俺たちは全然(ネタを)使ってくれるのはいいんで、一言、動画で『SUSHI★BOYS』という言葉を発して欲しいですよね」と〝大人の対応〟を見せている。

この人間性を疑う行為に、ネット上には

《これは許せん。もっと怒っていい》
《ユーチューバーはガキ使の企画とかも一言もなく容赦なくパクるからな…》
《ドッキリネタなんていちいちオリジナルを紹介しないだろって信者の開き直りも腹立つ》
《YouTubeは昔からパクリ文化 スライム風呂とか》
《相手の動画のコメントで芸人が真似してたって言われてるのが許せん》

などの批判が殺到。「夜のひと笑い」とその信者の双方に非難が集まっている。

果たして本人からの釈明はあるのだろうか…。

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