田素弘による漫画『紛争でしたら八田まで』ウクライナ編の全6話が緊急無料開放され、ネット上で話題になっている。
2019年11月から『モーニング』で連載がスタートした同作は、主人公の地政学リスクコンサルタント・八田百合が、チセイ(知性、地政)と少しの荒技によって、民族・言語・思想などの違いで起こるトラブルを解決していくストーリーだ。
〝ウクライナ編〟は単行本の2、3巻に収録されており、ロシアとの緊張状態が続くウクライナについて、掲載当時の動向が解説されている。
『紛争でしたら八田まで』の単行本第2&3巻に収録されたウクライナ編全6話を急遽無料公開いたしました。https://t.co/ogkUAICPAS
— モーニング公式 (@morningmanga) February 24, 2022
漫画を無料開放する講談社に称賛の声
タイムリーな漫画の公開に、ネット上では
《この漫画、めちゃくちゃタイムリーな上、話の展開も面白い! この漫画を知れたのは最近の騒動で唯一良かったことだ…》
《ウクライナ情勢まったくわからなかったけど、八田さんに丁寧に解説してもらって理解できた。ありがとうございます》
《各国の国境問題、民族問題について分かりやすく学べる。ウクライナ情勢もめちゃわかりやすかった》
《ウクライナの地政学的な状況が分かりやすく読めました。ありがとう講談社!》
《紛争でしたら八田まで、こんな良作があることを戦争勃発で知りたくなかったなぁ…。でも作品はめちゃ面白いね》
などといったように、大反響を呼んでいる。
「ロシア軍のまさかのウクライナ侵攻で、連日、ニュースは戦争の話題ばかりになっています。しかし、地政学的にも日本人にはなぜ、ロシア軍がウクライナに侵攻したのか、今ひとつ分からないという人も多く、漫画で学べるのは分かりやすくていいですね。同作は以前から話題になっていたのですが、戦争の緊張が高まるにつれて、全巻まとめ購入する人が増えていました。今回、ウクライナ編が全話無料開放されたのは、版元である講談社の英断と言えるでしょう」(出版関係者)
世界中を大混乱に陥れているロシアのウクライナ侵攻。極東の日本にとっても他人事ではなく、すぐそこに迫っている脅威だと多くの人に認識して欲しいものだ。