『エルデンリング』の評価が激落ち!『ブレワイ』と並ぶ大傑作のはずが…

『エルデンリング』の評価が激落ち!『ブレワイ』と並ぶ大傑作のはずが…

『エルデンリング』の評価が激落ち!『ブレワイ』と並ぶ大傑作のはずが… (C)PIXTA

新作ゲームの評価基準として、一定の信頼を得ている海外のレビュー収集サイト『Metacritic』。そこで『エルデンリング』のメタスコアがダウンしてしまったようだ。プレイヤーが口々に“神ゲー”と称賛する作品だが、一体何があったのだろうか。

メタスコア歴代1位から陥落!?

「エルデンリング」は2月25日に発売された、『フロム・ソフトウェア』の新作アクションRPG。『ダークソウル』シリーズなどを踏襲したやりごたえのあるアクションと、オープンワールドの要素を取り入れた自由度の高いゲーム性によって、たちまち多くのプレイヤーを魅了した。

そんな「エルデンリング」は以前、PS5版が「Metacritic」のメタスコアで97点というスコアを叩き出し、ゲーマーの間で話題に。近年発売されたゲームの中で最高傑作とまで言われた、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』に並ぶほどのハイスコアだったからだ。

しかし発売から約2週間が経とうとしていた先日、「エルデンリング」PS5版のメタスコアが96点に下降。十分高いものの、近年では実質“最高得点”だった地位から陥落し、日本のネット上では《なんでや》《ブレワイより面白いのになぜ》と困惑する声が上がっていた。

「エルデンリング」がスコアを落とした理由

すでに“神ゲー”として評価が固まりつつあった「エルデンリング」が、なぜここにきてメタスコアを落としたのだろうか。スコアの集計内容を詳しく見てみると、『PLAY』というメディアのつけた「80点」が、平均を下げているようだ。

同メディアは「エルデンリング」のゲーム性を大きく評価しながらも、オープンワールドの要素については「起伏のある地形がいくつかある」と指摘。たしかに同ゲームには特定の場所からしか登れない高台などが用意されているため、フィールドの移動に一部制限があり、《崖登りできればもっとよかった》などの評価もちらほら見かける。

ただメタスコアは少し下がってしまったが、「エルデンリング」がゲームとして売れていることは確か。非公式な集計サイトなので鵜吞みにはできないが、『SteamSpy』という海外サイトによると、『Steam』での初週売上本数が1000万本を超えた…という話もあるほどだ。実際に「Steam」の全世界売上上位を見てみると、ここ数日「エルデンリング」が1位に居座り続けている。

「エルデンリング」が神ゲーであることはもはや間違いないだろう。『ゼルダの伝説 BotW』の壁が、想像以上に高かっただけで…。

文=大上賢一

【画像】

FabrikaSimf / PIXTA