大人気ラブコメ漫画『かぐや様は告らせたい~天才たちの恋愛頭脳戦~』の最新話が、3月17日発売の『週刊ヤングジャンプ』16号に掲載された。その中で、四条帝が姉・眞妃に負けず劣らずの“残念さ”を発揮するシーンがあり、ネット上で話題を呼んでいる。
※『かぐや様』最新話の内容に触れています
第246話『四条帝は助けたい』では、軟禁されているかぐやの前に四条帝が登場。白銀御行たちが、かぐやを救うために奔走していることを伝えた。
そこで帝は、かぐやに対して2つの選択肢を提示。自分と政略結婚する道と、白銀たちの計画に乗る道があることを告げるのだった。そして自分と結婚した際には、かぐやを四宮家の呪縛から解き放つことを約束する。
どうやら帝の目的は、幼い頃にかぐやと交わした約束を守り、彼女を家から連れ出すことにあったよう。そこには真剣な恋心があったこともうかがえる。しかし無情にも、かぐやは白銀の方を選ぶのだった…。
純粋な“いい人”だった四条帝
これまで帝は読者の間で、「なにか裏があるのでは?」と勘ぐられ続けてきた。とくに最近の展開から、「帝がかぐやとの政略結婚を望んでいる」「四宮家の崩壊も帝の暗躍によるもの」といった説まで囁かれていたほど。
しかし今回描かれた帝の姿は、そんな邪推とはほど遠い。かぐやを幸せにする自信を持ちながらも、共に進む相手を自身で選ばせる姿は、至極真っ当なイケメンと言わざるを得ない。
さまざまな憶測を裏切り、イケメンムーブを見せつけた帝に、ネット上では《一瞬でも帝くんのことを疑ってた僕をどうかぶっ飛ばしてください》《四条帝めっちゃいい人じゃん。こんないい人を疑っていたアカウントがあるらしいな。はい私ですごめんなさい》と謝罪の嵐が巻き起こっている。
また、帝の失恋に対して、姉である四条眞妃との共通点を見出す人も。2人はいずれも、ずっと片思いしていた相手を恋敵に横から奪われた形になる。帝・眞妃共に“いい人”であるだけに、2人に同情してしまうのも当然だろう。
ちなみに眞妃が失恋した際には、なぜかインドに旅行し、「かぐや様は告らせたい『インド編』」が描かれた過去がある。もしかするとこの先、帝を軸とした「インド編Part2」が描かれる未来があるかもしれない。
文=Tら
写真=まいじつエンタ