荼毘に死亡フラグ…『ヒロアカ』350話で明らかになった壮絶な過去と現在

荼毘に死亡フラグ…『ヒロアカ』350話で明らかになった壮絶な過去と現在

『僕のヒーローアカデミア』33巻(堀越耕平/集英社)

4月11日に発売された『週刊少年ジャンプ』19号の『僕のヒーローアカデミア』最新話で、轟家の家庭事情がまた1つ明らかとなった。その内容に触れたファンたちは、荼毘に“死亡フラグ”が立ったのではないかと怯えているようだ。

※『ヒロアカ』最新話の内容に触れています

第350話『エン』では、これまで隠されていた荼毘の過去が明らかに。瀬古杜岳の訓練場での事故から3年が経った頃、まだ轟燈矢であった彼は一度、実家に帰っていた。

しかしそこには以前と変わらず、エンデヴァーが家族を犠牲にする光景が広がっており、燈矢の居場所は存在しなかった。そして燈矢は、「失敗作」のレッテルをあらためて自覚したという。

誰にも気づかれない帰省は、エンデヴァーへの怨念をますます深め、燈矢が荼毘になるきっかけを生んだ。しかも研究者・氏子達磨によると、荼毘は本来なら瀕死の身体であり、怨嗟の念だけで生き永らえているらしい。

こうした事実に、“死亡フラグ”が立ったと予感するファンが続出。ネット上では、《とーやくんどんどん皮膚剥がれてくね…死なないでくれ…》《荼毘…死ぬな荼毘…俺お前のこと好きだから…》《推しの死を受け入れられる気しないんだが…》《推しを見送りたくない生きて》と悲痛な声が広がっている。

ますます効いてくる荼毘のセリフ

燈矢は幼い頃、エンデヴァーの望むヒーロー像とはかけ離れていたことで、父から見限られた過去がある。それでもなお、父の信頼を取り戻そうと5年間も特訓を継続。その成果を見せるために父を呼び出したが、約束を破られ、見向きもされなかった。

しかし燈矢の過去エピソードはそれだけでは終わらず、今回さらなる掘り下げが行われることに。その内容は、エンデヴァーの過ちをあらためて突き付けてくるものだった。この流れから、第290話『ダビダンス』のワンシーンを思い出す人も少なくない。

同話は、荼毘の正体が燈矢であることが確定した回。そこで荼毘は、エンデヴァーに対して「過去は消えない」と言い放っていた。

今回、荼毘が過去を語っているシーンでは、全身が火傷だらけだった荼毘の姿がさらに悲惨な状態へ。皮膚が剥がれ落ち、痛々しい有様へと変化していった。復讐の炎にその身を焼き尽くされる荼毘を、焦凍は救えるのだろうか…。エンデヴァーの行動も気になるところだ。

文=野木
写真=まいじつエンタ