アニメ『かぐや様』3期ギャグ回での開幕が高評価! シリアス展開に不安を抱くファンも…

アニメ『かぐや様』3期ギャグ回での開幕が高評価! シリアス展開に不安を抱くファンも…

『かぐや様は告らせたい ~天才たちの恋愛頭脳戦~』25巻(赤坂アカ/集英社)

大人気ラブコメ漫画を原作としたアニメ『かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-』(TOKYO MXほか)が、4月8日深夜から放送開始。同作ならではの気合が入ったギャグ展開が繰り広げられ、ファンが大興奮している。

※アニメ『かぐや様』最新話の内容に触れています

同作は、エリート校「秀知院学園」の生徒会メンバーたちによるラブコメディー。想いを寄せ合う副会長・四宮かぐやと生徒会長・白銀御行が、ハイレベルな“恋愛頭脳戦”を繰り広げていくストーリーだ。

TVアニメ3期の第1話では、とくに『伊井野ミコは癒されたい』というエピソードが話題に。その物語は、伊井野ミコと石上優が生徒会室で2人きりになっているところから始まる。石上はミコに話しかけようとするものの、ミコは「あんたの声聞いてると頭痛くなる」とつっけんどんな対応。拒絶するように、耳にイヤホンを付けるのだった。

しかし、そのイヤホンのコードが外れており、音がスマホ本体からダダ漏れに。ミコはそれに気づかずに「イケメンが励ますCD」を聞き出してしまう──。

ミコがイヤホン越しにイケメンに癒やされていたことが発覚するギャグ回だったが、その作り込みが異常なレベル。「イケメンCD」には、実際に女性向けボイスドラマに多数出演している梅原裕一郎と斉藤壮馬がキャスティングされている。

さらにワンカットだけ登場した「イケメンCD」のジャケットには、実在のイケメン声優をもじった名前がずらり。おそらく意図的な演出だろうが、「ヒプノシスマイク」の出演声優たちが多く引用されていた。

安定のギャグ回に盛り上がるファンたち

ちょっとしたシーンにまでこだわるアニメスタッフの努力もあり、第1話は全体的にクオリティーの高いギャグ回に。視聴者からは《王者の風格を感じる初回》《今期の覇権》《やっぱ今期のギャグアニメトップだな》と称賛の声が相次いでいる。

なお、「かぐや様」原作では後半に行くとシリアスな展開が多くなるため、アニメ第3期はこれまでよりギャグ回が減るものと思われていた。同作のシリアス展開は、ギャグ回と比べると賛否両論といった評価なので、不安を隠し切れないファンも多いようだ。

そのためギャグに振り切った1話に対して、《やっぱかぐや様はギャグが楽しい。シリアスはいらん》《やっぱり生徒会室でウダウダやってる回が一番面白いんよな》《シリアスも後半あるんでしょうけど、気楽に観れるくらいが丁度いい気がします》と評価する声も上がっている。

今後も好評を維持することができるのか、アニメスタッフの手腕に注目したい。

文=Tら
写真=まいじつエンタ