土下座騒動を棚上げ? 鈴木砂羽“性犯罪”に言及も「無理がある」

鈴木砂羽 

鈴木砂羽 (C)まいじつ 

俳優の鈴木砂羽が4月12日、自身の『note』を更新。過去に映画監督から罵倒された経験を明かしたが、ネット上で物議を醸している。

『無性に書きたくなって』と題した文章で鈴木は、自身を次回作の主演に指名していた監督による作品の試写会を訪れ、その後、監督らと会食した際の出来事を伝えた。

監督は作品の感想を鈴木に求めたが、鈴木は「さほど心を動かされなかった」と言い、俳優の演技ばかりを讃えたという。

すると監督は気分を害し、「君はお父さんが芸術家なんか知らないけど勘違いしてない?」「あんなテレビの延長映画みたいな作品に出てイイ気になってる」「○○監督はクソだ、あんな作品に出てるお前もクソ」などと罵倒してきたようだ。

さらに、鈴木が掛かってきた電話に出たことで監督の怒りがピークに。鈴木のマネージャーは慌てて謝罪したが、その時点で鈴木は監督の作品に出演する気は失せており、その場を去ったという。

鈴木は、昨今、芸能界を騒がせている映画関係者の〝性加害〟について、《泣き寝入りしてはいけない。事務所も見て見ないふりはしてはいけない。絶対に役者を守らなくてはならない。長いモノに巻かれてやり過ごす時代は終わった。一過性のニュースにしないためにも、そうした業界に蔓延る腐敗に気づいた我々が、この腐った世界を変えてゆかなくてはならないという意識が必要だ》と語気を強めた。

そして、《若くて才能溢れる人材、頼れるベテランスタッフ、たくさんいる。自分たちが変わると決めて、映画業界がまた新しい息を吹き返すことを願い、これから自分たち世代もまだまだ映画を諦めず、俳優、スタッフ互いの尊重と尊敬、感謝を忘れずに盛り上げていきたい》と語った。

過去の土下座騒動を蒸し返され…

鈴木の悲痛な暴露話に、ファンからは

《鈴木さん声を上げてくれてありがとう。なかなかここまで言える人はいないと思う》
《実力もないのに勘違いしている監督やプロデューサーがいかに多いことか。できたら実名を明かして欲しい》
《映画監督はかくあるべしというステレオタイプがどこかにあるんだろうね。これを機に、アメリカのように俳優を守る組織や、俳優を守る出演契約みたいなものがもっと充実するといいですね》
《クリエイター気質の人は作品が完成したらナーバスになりがちですからね。批評を聞きたいけれど否定的な意見は聞きたくない矛盾 当たり障りなく誉めておくのが無難かと思います》

といった感想が寄せられている。しかし一方で、鈴木は2017年に自身が主演、初演出を手掛ける舞台で、出演俳優の鳳恵弥と牧野美千子に〝土下座〟を強要していたことが発覚しており、ネット上では

《長々と言いたい放題だけど、あなたも土下座強要のパワハラして俳優が2人開幕直前に降板してますよね?》
《鈴木自身が俳優と脚本家に激怒して、相手から告発されてるじゃん。さすがにこの主張は無理があるんじゃ?》
《この人自身にもパワハラ報道があったけど、その整合性はどうなってるの? あまりにも自分のことを棚に上げ過ぎている気がする》
《一連の告発にリアリティーがないんだよね。むかついたからって後からパワハラって言うのもちょっと違うような気がする》

といった指摘も上がっている。

俳優2人から「人道にもとる数々の行為を受けた」として土下座強要を告発されている鈴木だが、その1年後、「去年、いろいろあったけど、本当にあっという間。一生懸命やったんだけど、人生には急に役者がごねるなど、予想もしないことが起こる。今考えると、ああいうトラブルがあり、もし自分が制作側だったらどう対処するかと勉強になった。いい経験だったと思う」と、あたかも自分には全く非がなかったかのように答えている。

深夜に長々と文章を綴るのは構わないが、翌朝になって恥ずかしい思いをしていなければいいのだが…。

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