『金色のガッシュ!!』続編でキャンチョメの出番は…? もっと活躍が見たかったキャラ3選

『金色のガッシュ!!』続編でキャンチョメの出番は…? もっと活躍が見たかったキャラ3選

『金色のガッシュ!!』続編でキャンチョメの出番は…? もっと活躍が見たかったキャラ3選 (C)PIXTA

大ヒットバトル漫画『金色のガッシュ!!』には、敵味方問わず魅力的なキャラクターが多数存在する。しかしその中には、完全にポテンシャルを発揮できないままに退場していった登場人物も…。今回は「もっと活躍を見たかったキャラクター」を3人ピックアップしてみよう。

本当ならもっと強かった?

<その1>ダニー
ダニーは序盤で登場する、ヤンチャな見た目の魔物。パートナーのゴルドーが所持する高価な美術品「シェミラ像」を、海外から移送するために来日した。良くも悪くも直情的な性格で、ゴルドーからは半人前の意味を込めて「ダニーボーイ」と呼ばれる。

ガッシュと初対面の際は喧嘩になったものの、その後はガッシュのいい兄貴分に。しかし「シェミラ像」の運送中にトラブルが発生し、自らの身を犠牲にする。そしてろくに戦闘の見せ場もなく、脱落してしまう。

特筆すべきなのが、「ジオルク」という術しか習得していないという点。この術はかなり強力で、どんなにダメージを負っていても瞬時に回復・再生できるようだ。「ジオルク」を活かした肉弾戦がダニーの戦闘スタイルだが、もし戦いに生き残り、成長を続けていたら、どれほどの強さになっていただろうか。

<その2>ゼオン
ガッシュの双子の兄であるゼオンは、「雷帝」の異名で知られ、苛烈な性格と魔物としての天才的な才能を併せ持つ。弟が父親の呪文である「バオウ・ザケルガ」を受け継いだことに激怒し、ガッシュたちの前に敵として立ちはだかった。

使用する術は強力なものばかりで、第1の術「ザケル」はガッシュの中級呪文「テオザケル」と競り合うほどの威力。また、パートナーであるデュフォーは作中で最強の人間とも言える存在で、「答えを出す者(アンサー・トーカー)」の持ち主だ。

ガッシュとの戦いでは、最大呪文「ジガディラス・ウル・ザケルガ」を撃ち、死闘を繰り広げた。その時点では全力を尽くしたように見えるが、ゼオンとガッシュが味方として戦う姿を見てみたかったという読者は多いはず。もしゼオンに“仲間との絆”というバフが付いたら、さらに強くなるのではないだろうか…。

「チート能力」の持ち主なのに…

<その3>キャンチョメ
キャンチョメは、アヒルのようなクチバシを持つ魔物の少年。ガッシュとは魔界にいた頃からの知り合いで、性格は臆病かつ小心者。ガッシュ・清麿ペアと序盤から行動を共にし、仲間として強敵たちとの戦いに挑んでいく。

キャンチョメの術はトリッキーなものばかりで、戦闘では直接相手に攻撃するよりも撹乱や妨害などの支援を担当することが多い。自分の姿をさまざまなものに変化させる「ポルク」や、自身の巨大な幻を出現させる「ディカポルク」などの術を駆使して、敵を惑わせる。

しかし、終盤で最大呪文「シン・ポルク」を習得したことで覚醒。この「シン・ポルク」は、作品内で“最強の術”と言われるほどの能力をもつ。具体的には、相手の脳に直接働きかけ、激痛を与えたり、瞬時に周囲一帯を別の光景に作り変えることが可能だ。つまり術にかかったが最後、相手は一方的に無力化されてしまう。

「シン・ポルク」という“チート”を得たことで、キャンチョメは模擬戦でガッシュに完勝するほどの強さに。その後の戦いでもそれなりに活躍は描かれたが、せっかく最強の術を習得したにしては、十分な見せ場があったとは言いづらい。ぜひ「シン・ポルク」を使った圧倒的な戦いを見せてほしいところだ。

続編にあたる『金色のガッシュ!!2』は、今年3月から始まったばかり。前作のキャラたちが再登場し、活躍してくれることを期待しよう。

文=「まいじつエンタ」編集部

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