ジャンプ本誌と熾烈な戦い!? ジャンプ+の“月曜更新”漫画がいまアツい

ジャンプ本誌と熾烈な戦い!? ジャンプ+の“月曜更新”漫画がいまアツい

ジャンプ本誌と熾烈な戦い!? ジャンプ+の“月曜更新”漫画がいまアツい (C)PIXTA

『少年ジャンプ+』といえば『SPY×FAMILY』や『タコピーの原罪』、『ファイアパンチ』など、大ヒット作品を連発してきた覇権漫画アプリ。最近では月曜日の連載陣に強力な話題作が加わったことで、大きな話題を呼んでいるようだ。

“オタクに優しいギャル”の新境地!

現在注目を集めているのが、5月から始まった新連載『正反対な君と僕』。ジャンプ初登場の阿賀沢紅茶による青春ラブコメ作品だ。

なにかと空気を読んでしまいがちなギャル・鈴木と、物静かながら自分の意見をハッキリと述べる性格のメガネ男子・谷。2人の恋愛関係を中心として、人との距離感を模索しながら成長していく高校生の姿が等身大で描かれている。

最近のオタク界隈では、“ギャル”ヒロインが未曽有のブームを巻き起こしている最中。コスプレ好きのギャル・喜多川海夢が登場するアニメ『その着せ替え人形は恋をする』や、現代日本に転生した諸葛亮孔明が渋谷のギャルのために暗躍する『パリピ孔明』など、次々とヒット作が生まれている。

その一方で「正反対な君と僕」では、自分とは正反対の男子に惹かれ、その言動に一喜一憂するギャルの姿が大きな魅力。“オタクに優しいギャル”というフォーマットを、ギャルの視点に寄り添う形で描き上げているため、トレンドに乗って一気にブレイクするかもしれない。

ジャンプ読者を大満足させる「月曜日」

なお、「正反対な君と僕」の登場は、「ジャンプ+」の勢力図にも影響を及ぼしそうだ。同メディアでは曜日ごとの連載陣が決まっているのだが、ここにきて“月曜日”の存在感が際立っている印象。

たとえば遠藤達哉の『SPY×FAMILY』は、言うまでもない看板作品。現在放送中のTVアニメによって人気が爆発し、シリーズ累計の発行部数は約2,100万部に到達したという。

また、4月25日には『週刊少年ジャンプ』で人気を博した『あやかしトライアングル』が移籍してきた。同作は『To LOVEる—とらぶる—』でお馴染み、矢吹健太朗によるちょっぴりセクシーなラブコメディで、「ジャンプ+」でも漫画表現の最前線を突き進んでいる。

他にもフェティッシュな女性キャラで熱烈に支持される『デビィ・ザ・コルシファは負けず嫌い』、女性化学教師を主役としたハードボイルドアクション『腹腹先生』、癒し系の猫マンガ『ラーメン赤猫』など、中堅層の漫画も充実してきた。

「ジャンプ+」の充実により、ジャンプ読者はこれまで以上に月曜日が待ち遠しくなりそうだ。

文=Tら

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