松山ケンイチ11年ぶり大河ドラマ出演も…よみがえる『平清盛』の悪夢

松山ケンイチ 

松山ケンイチ (C)まいじつ 

2023年放送予定のNHK大河ドラマ『どうする家康』の追加キャストとして、松山ケンイチの出演が発表された。主演を務めた『平清盛』以来、11年ぶりの大河ドラマ出演ということで、良くも悪くも話題になっているようだ。

松山が演じる本多正信は、家臣団の嫌われ者という役どころ。本多の印象を尋ねられた松山は「胡散臭い、無責任、イカサマ、悪知恵が働くネガティブな表現のその裏には、ヒトの常識や価値観、生き方まで変える力を孕んでいます」などとコメント。

そして演じるにあたり「精一杯胡散臭く、無責任で、悪知恵が働くイカサマ師を遊ぶように演じていけたらと思っています」と意気込んだ。

松山と大河ドラマという2つのワードを聞いて真っ先に思い浮かぶのは、やはり「平清盛」だろう。同作は名前の通り、平清盛にスポットライトを当てた作品。今まで天下の悪人として表現されてきた平清盛を、躍動感あふれる男として壮大なスケールで描いた大河ドラマだ。しかし、大河きっての爆死作品としても名高い…。

『平清盛』はただの爆死作品じゃない?

「『平清盛』ですが、全50話の世帯平均視聴率は12.0%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、当時の過去最低を記録しました。その要因は、平清盛をとりまく複雑な人間模様の描写に力が入れられていたためか、他の大河ドラマに比べて暗いストーリーだったからかもしれません。しかし、視聴者の評判は良く、《視聴率はふるわなかったけど、NHK大河ドラマ史上に残る傑作だったと思います》《残念ながら視聴率は振るわなかったが、今年とは別のベクトルで素晴らしい大河だった》などと絶賛する声も少なくありません」(芸能ライター)

2016年2月に放送された『荻上チキ・Session』(TBSラジオ)の「今夜決定! 最高の大河ドラマ」特集では、3位『新選組!』(81票)、2位『独眼竜政宗』(88票)に大きな差をつけて、「平清盛」が209票で1位に輝いている。

松山は「どうする家康」の出演に際して「平清盛」を振り返り、「清盛の壮大な生き方から、大きな苦しみ、そして大きな喜びを体験出来たことは僕の大切な宝物です」とコメントしている。来年の放送に向けて「平清盛」を予習・復習してみてはいかがだろうか。

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