朝ドラ『ちむどんどん』家族愛の押しつけに閉口…「統一教会みたいで怖い」

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NHKの朝ドラ史上〝最悪〟との呼び声高い『ちむどんどん』。8月18日に放送された第94話では過剰な〝家族愛〟が描かれ、ネット上で「統一教会?」などと騒がれている。

今回のエピソードで主人公の暢子(黒島結菜)は、ねずみ講にハマった兄・比嘉賢秀(竜星涼)を救うべく、貯めていた独立開業資金200万円を元締めに渡してしまう。

自分の夢を諦めてでも、家族である賢秀を助けた暢子。しかし、そんな彼女を見た姉の良子(川口春奈)と、その夫の博夫(山田裕貴)は、自身らが計画していた海外旅行の資金を、暢子の夢を叶えるべく差し出すのだった――。

「同作は、今年で本土復帰50周年を迎える沖縄を舞台に、沖縄料理に夢をかけたヒロインと、支え合う兄妹たちの50年の歴史を描いた家族の物語。そのため、とにかく〝家族愛〟を前面に押し出す傾向があり、7月25日放送の第76話では、『母親の1番の不幸は息子と結婚できないこと』という〝迷言〟も飛び出しています。もはや家族愛というワードだけでは済まされないような展開の数々…。今回の94話でも、その異常さがしっかりと発揮されているようですね」(テレビ誌ライター)

家族愛アピールは“あの団体”とそっくり?

姉から妹へ、妹から兄へと繋がれていく、お金を巡る騒動と家族愛への執着。視聴者はこの異様な状況に対して、

《ちむどん家族教…。回追うごとヤバくなってるな》
《家族愛の押しつけに吐きそう。統一教会? 日本会議? 自民党? どこの押しつけ?》
《ここまで家族なら助けなきゃいけないって、統一教会みたいで怖いです》
《ある意味、賢秀の所業って統一教会の信者問題に通じるところがあるのではないか。だから、視聴者に本能的に忌避される》
《どんなに愚行を繰り返す男でも、家族だったら無条件にかばいあい助け合う、ということを表現したいのか?》

などのコメントを寄せている。

「〝家族愛〟といえば、世間を騒がせる『世界平和統一家庭連合(旧・統一教会)』を思い浮かべる人も多いでしょう。『世界は、家族になっていく』というキャッチコピーや、信者同士を結婚させる〝合同祝福結婚式〟など、『統一教会』も家族や愛を大切にしています。それが『ちむどんどん』の歪んだ家族愛と似ているため、視聴者も『統一教会』と同作に関連性を見出しているのかもしれません」(政治ライター)

過剰な家族愛によって、ヒロインたちも破滅の道を歩まぬことを願うばかりだ…。

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