『ホロライブ』ゴリ押しコラボに反発の声…『ソニック』最新作に「違うそうじゃない」

『ホロライブ』ゴリ押しコラボに反発の声…『ソニック』最新作に「違うそうじゃない」

『ホロライブ』ゴリ押しコラボに反発の声…『ソニック』最新作に「違うそうじゃない」 (C)PIXTA

セガが誇るソニックシリーズの最新作『ソニックフロンティア』が、11月8日に発売されることに決定。さまざまな店舗特典なども公開されたのだが、VTuber起用という“地雷”を踏んでしまったことで、大きな波紋を呼んでいる。

「ソニック」アンバサダーがDLCに

この度解禁された情報によると、「ソニックフロンティア」を予約すると、ゲームを有利に進められるDLCパック「冒険者トレジャーボックス」を入手可能。またパッケージ版を予約した場合は、『じゃらん』とのタイアップ冊子『ソニックと巡る 音速旅BOOK』が手に入るという。

さらに特定店舗で予約したユーザー向けに、オリジナルの特典も用意されている模様。そのなかの「Amazon.co.jp」、「GEO」、「上新電機」、「楽天ブックス」の店舗特典として、『ホロライブ』VTuber・戌神ころねとのコラボが展開される。

それぞれゲーム内のSEが戌神ころねのボイスに変更されるDLC、マスコットキャラ「ココ」の見た目が「ころねすきー」に変わるDLCなど、4種類の特典が登場。戌神ころねは「ソニック」の公式アンバサダーであるため、そのつながりでコラボが行われたのだろう。

「ホロライブ」ファンにとっては当然、喜ばしい特典なのだが、VTuberに興味をもてない「ソニック」ファンも多そうだ。ネット上では、《DLCとはいえゲーム内にまでVを混ぜるのはきちいよ》《ソニックのゲーム楽しみだったけどDLC見て違うそうじゃないってなった》《ソニックは好きやけど某VTuberゴリ押しされても知らん…》《ゲームにまで来るのは流石にくどいしもういいって…》といった反発を招いていた。

過去には『リトルウィッチノベタ』の悲劇も

もし今回発表されたのが、VTuberファンに向けた単体のDLCであれば、とくに不満は上がらなかっただろう。店舗限定の特典となったことで、一般の「ソニック」ファンも無関係ではいられなくなってしまった。

同じような騒動として、過去には3Dアクションシューティングゲーム『リトルウィッチノベタ』が批判を浴びたことも。豪華限定版のパッケージにて「ホロライブ」の白銀ノエル、白上フブキ、尾丸ポルカとのコラボが強くアピールされており、VTuberファンではない層の反発を招いたのだ。

「ホロライブ」の人気は国内外で高まっているため、ゲームメーカーが宣伝の一環として取り入れるのは理解できる。ただ、VTuberに興味がない人々からすると“ゴリ押し”に見えてしまうこともあるので、その扱いは難しい。

「ソニックフロンティア」はブランド力からしても、成功をほぼ約束されているタイトル。特典商法が逆効果にならないことを祈りたい。

文=「まいじつエンタ」編集部

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adam121 / PIXTA