セガが誇るソニックシリーズの最新作『ソニックフロンティア』が、11月8日に発売されることに決定。さまざまな店舗特典なども公開されたのだが、VTuber起用という“地雷”を踏んでしまったことで、大きな波紋を呼んでいる。
「ソニック」アンバサダーがDLCに
この度解禁された情報によると、「ソニックフロンティア」を予約すると、ゲームを有利に進められるDLCパック「冒険者トレジャーボックス」を入手可能。またパッケージ版を予約した場合は、『じゃらん』とのタイアップ冊子『ソニックと巡る 音速旅BOOK』が手に入るという。
さらに特定店舗で予約したユーザー向けに、オリジナルの特典も用意されている模様。そのなかの「Amazon.co.jp」、「GEO」、「上新電機」、「楽天ブックス」の店舗特典として、『ホロライブ』VTuber・戌神ころねとのコラボが展開される。
それぞれゲーム内のSEが戌神ころねのボイスに変更されるDLC、マスコットキャラ「ココ」の見た目が「ころねすきー」に変わるDLCなど、4種類の特典が登場。戌神ころねは「ソニック」の公式アンバサダーであるため、そのつながりでコラボが行われたのだろう。
<戌神ころねコラボ店舗特典①>
一部法人では、ソニックアンバサダー「戌神ころね」さんとコラボしたアイテムが登場🥐◆Amazon
「SE:戌神ころね」
ゲーム内の様々な効果音がころねさんのボイスに変わるDLC🎶詳細⬇️https://t.co/WW4WJDoGId#ソニックフロンティア #戌神ころね #ソニころ2022 pic.twitter.com/MykMNvORhl
— ソニック・ザ・ヘッジホッグ【公式】 (@SonicOfficialJP) August 24, 2022
「ホロライブ」ファンにとっては当然、喜ばしい特典なのだが、VTuberに興味をもてない「ソニック」ファンも多そうだ。ネット上では、《DLCとはいえゲーム内にまでVを混ぜるのはきちいよ》《ソニックのゲーム楽しみだったけどDLC見て違うそうじゃないってなった》《ソニックは好きやけど某VTuberゴリ押しされても知らん…》《ゲームにまで来るのは流石にくどいしもういいって…》といった反発を招いていた。
過去には『リトルウィッチノベタ』の悲劇も
もし今回発表されたのが、VTuberファンに向けた単体のDLCであれば、とくに不満は上がらなかっただろう。店舗限定の特典となったことで、一般の「ソニック」ファンも無関係ではいられなくなってしまった。
同じような騒動として、過去には3Dアクションシューティングゲーム『リトルウィッチノベタ』が批判を浴びたことも。豪華限定版のパッケージにて「ホロライブ」の白銀ノエル、白上フブキ、尾丸ポルカとのコラボが強くアピールされており、VTuberファンではない層の反発を招いたのだ。
「ホロライブ」の人気は国内外で高まっているため、ゲームメーカーが宣伝の一環として取り入れるのは理解できる。ただ、VTuberに興味がない人々からすると“ゴリ押し”に見えてしまうこともあるので、その扱いは難しい。
「ソニックフロンティア」はブランド力からしても、成功をほぼ約束されているタイトル。特典商法が逆効果にならないことを祈りたい。
文=「まいじつエンタ」編集部
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