声優・八巻アンナのツイッター裏アカウントが流出し、大きな波紋が広がっている『アイドルマスター シャイニーカラーズ』(シャニマス)界隈。そこで唯一の“被害者”と目されていた礒部花凜が、神対応によって株を急激に上げている。
当事者が裏アカ流出騒動に言及!
八巻と礒部は両者とも、「シャニマス」内のアイドルユニット「L’Antica(アンティーカ)」に所属するアイドルの声を担当。しかし流出した八巻の裏アカウントでは、礒部に対する生々しい陰口がツイートされていた。
裏アカ流出騒動については所属事務所も事実を認め、八巻と共に謝罪文を公開。騒動は一応の解決を見たが、当然多くのファンが傷ついたようだ。しかも八巻は他の共演声優にはベタ惚れしたようなツイートを残しており、険悪そうだったのは礒部との関係のみ。このことから、「礒部の側に問題があった」と邪推するオタクまで現れていた。
八巻の裏アカウントは陰口以外はオタク好みの内容だったため、なぜか巻き込まれた礒部だけが“1人負け”しかけていた状況。ところがそんな中、8月30日にネット番組『礒部花凜のどなたか助けてくれませんか?』で華麗な逆転劇が繰り広げられた。
礒部は陰口を書き込まれていた被害者にもかかわらず、「いつも応援してくれるみんなに、こんなに不安な気持ちにさせてしまって申し訳ないってすごく今思ってます」と謝罪。また八巻との関係についても、「アンナの過去の投稿は4年前の投稿だったと思うんですけど、そこから私たちの関係は、今回公になったよりもすごく進んでいて、みんなが思ってる以上に変わってるんじゃないかなって私は思ってます」と説明した。
どうやら現在は関係が改善されているようで、騒動後すぐに八巻と連絡を取ったことも明かしてる。
プロフェッショナルとしての力量
番組の中で礒部は八巻をフォローするばかりか、これまで貫いてきた“ぶりっ子キャラ”で相手を知らずに傷つけていた時期もあったと反省。八巻が過去に裏アカウントで投稿した陰口ツイートに関して、自分にも原因があると訴えている。
さらに礒部は番組を見に来た視聴者のために、映画『ONE PIECE FILM RED』の主題歌である『新時代』のソロ歌唱も披露。騒動目当てに駆け付けた野次馬すらもファンにしてしまおうという、気迫に満ち溢れた配信だった。
礒部が見せた神対応に、ネット上では《これは推せるわ》《立ち回りが完璧すぎる》《100%被害者やのになぁ》《礒部を叩いてた連中の行き場がなくなるレベル》といった称賛の声が。新たなファン層を開拓することに成功したようだ。
その一方で、八巻も“表の”ツイッター上で、《かりんが話してくれたように、4年前と今とではお互いの関係性は変わっています》などと投稿。陰口ツイートを行っていたのは過去の話で、現在では《大好きな友達》だと語っている。
かりんが話してくれたように、4年前と今とではお互いの関係性は変わっています。今の私にとって、かりんは大切な仲間であり、大好きな友達です。そんなかりんのことを悲しませてしまったことを心から悔やんでいます。かりん、本当にごめんなさい。
これからの2人の姿を見てもらえればと思います。— 八巻アンナ (@annakoto117) August 30, 2022
こうしてファンの間では一件落着といった雰囲気が流れているが、間接的に巻き込まれた人の数は決して少なくない。声優・芝崎典子の“色気”に注目が集まったり、『ホロライブ』VTuber・ときのそらに理不尽な風評被害が生じたりと、いろいろな意味で波紋を呼んだ。
まだまだ完全な収束には時間がかかりそうだが、そこで張本人の八巻も神対応を見せてくれることを期待したい。
文=大上賢一
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