にわかサッカーファンがマヌケすぎ…W杯クロアチア戦の“ゲーム配信”に釣られる人が続出

にわかサッカーファンがマヌケすぎ…W杯クロアチア戦の“ゲーム配信”に釣られる人が続出

にわかサッカーファンがマヌケすぎ…W杯クロアチア戦の“ゲーム配信”に釣られる人が続出 (C)PIXTA

日本時間12月6日午前0時にキックオフした、サッカーワールドカップ(W杯)カタール大会の日本対クロアチア戦。多くの日本国民が注目する試合となっていたが、一部の人たちは “全く別の試合”を観戦していたようだ。

サッカーゲームに熱狂する日本人サポーター

サッカー強豪国のドイツやスペインに勝利し、決勝トーナメントに進出した日本代表。勝てば初のベスト8入りが決まるという大事な初戦の相手は、これまた強豪のクロアチアだった。

注目度は今までよりもさらに高まり、テレビや動画配信サービスにアクセスが集中。日本国民が一丸となって応援しているような空気すら生まれていたが、一部の人々は別の試合を観戦していたようだ。

日本対クロアチアの試合がスタートしたのと同時刻、ある海外のYouTuberがサッカーゲーム『eFootball PES 2021』(日本版:eFootball ウイニングイレブン2021 SEASON UPDATE)のライブ配信を開始。実際の試合内容を再現するようなシミュレーションを行っていた。

しかし現実のサッカーと遜色がないほどの美麗グラフィックだったこともあり、ゲーム画面を“実際の試合中継”と勘違いする人もいたようだ。同時接続者数は約2~3万人にまで膨れ上がり、熱心に応援するコメントも見られた。

原因は『ABEMA』の入場規制か

さすがに途中で気づく人もいたようで、《なあ、これゲームじゃね? これ実物ちゃうやん!》《何を見させれてるのかわからなくなってきた》《これフェイクやん》といった疑念の声も。

しかし、そもそもゲームと混同することがありえないという人からは、《思いっきりCGでゲームのシミュレーションなのに3万人くらいも見てる…》《こういう人達が詐欺とかに引っかかるんだろうなあ。違和感を感じないのはやばい》《日頃、サッカー見てないのバレバレやん》といったツッコミが相次いでしまった。

とはいえ冷静な判断さえできれば、ゲームと現実を混同するはずもない。背景には、サッカー関連の配信で起こった“パニック”も関わっているのだろう。

日本対クロアチア戦は、動画配信サービス『ABEMA』でも中継が行われていたが、前半で日本が先制ゴールを決めたあたりでアクセスが殺到。負荷に耐えられず、「ABEMA」へのアクセスに制限が掛かり、一部の人たちが視聴できない事態となった。

この入場制限はツイッターでトレンド入りするほど大騒ぎに。“ABEMA難民”となった人々が、その後YouTubeなどを調べた結果、ゲーム実況にたどり着いてしまったのかもしれない。

なお、日本とクロアチアの試合自体は1対1と健闘したものの、PKで敗北。惜しくもベスト16で敗退した。少なくとも今大会では、同じ騒動を見られる可能性は低そうだ…。

文=大獄貴司

【画像】

Khosro / PIXTA