楽しいのは配信者だけ?『LoL』に『タルコフ』…視聴者との温度差が激しすぎるゲーム

楽しいのは配信者だけ?『LoL』に『タルコフ』…視聴者との温度差が激しすぎるゲーム

楽しいのは配信者だけ?『LoL』に『タルコフ』…視聴者との温度差が激しすぎるゲーム (C)PIXTA

ゲーム配信の視聴者たちは、配信者のプレイを追体験するようにゲーム内容を楽しむことがほとんど。

しかしなかには、視聴者ウケが絶望的に悪く、“やってる方”だけが楽しくなってしまうゲームタイトルも存在するようだ。

ストリーマーには大好評の『Escape from Tarkov』

現在ストリーマー界隈で大ブームとなっているのが、『Escape from Tarkov』(タルコフ)というFPSゲーム。架空の都市「タルコフ」に潜入してアイテムや戦利品を収集し、制限時間内に特定のエリアから脱出を目指すという内容だ。

「デスするとすべての所持品を失う」ため、緊張感漂うゲーム性が話題を呼び、クローズドベータテスト中ながら、国内外で高い人気を誇っている。

昨年12月にゲーム進捗がリセットされる“ワイプ”が実施されたこともあり、現在は関優太(StylishNoob)やSHAKAといった大御所がこぞってプレイ中。他のストリーマーも流れに乗じて同作を実況しているが、視聴者ウケはイマイチらしい。

SNS上では《タルコフ、システム理解してないから見ててもゲーム自体に面白さ感じないんだよなぁ》《タルコフの配信見てても1ミリも面白くないから今のみんなタルコフやってる状況つらい》という声が散見される。

その要因となっているのは、『タルコフ』を遊ぶにあたって必要とされる複雑な予備知識だろう。

見ている側も理解していないと面白さが伝わらないので、自ずと視聴のハードルが高くなってしまうのだ。

日本ではなぜか流行らない『リーグ・オブ・レジェンド』

他には『リーグ・オブ・レジェンド』(LoL)も、ストリーマーと視聴者間で温度差を生みがちなタイトルの1つだ。

最近のストリーマー界隈では、SHAKAやk4senといった人気者たちが熱中。深夜に配信者を集めて「夜更カス」と呼ばれるカスタムマッチを開催し、大きな賑わいを見せている。

その一方で、ネット上では《LoL、1ミリもわからないしやる気はないけど夜更カスみるのがおもろい》《LoLは夜更カスみてるだけでいいわ》と、“見る専”を宣言する声が。

やはり「MOBA」(マルチプレイヤーオンラインバトルアリーナ)という、日本ではあまり馴染みのないゲーム性が、高いハードルになっているのかもしれない。

実際に同作は“世界で最もプレイヤー人口が多いゲーム”として知られるが、国内の人気はあまりにも冷え切っている。

結局のところ、ストリーマー界隈では「何をプレイするか」よりも「誰がプレイするか」という点が重要なのだろう。

文=「まいじつエンタ」編集部

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alphaspirit / PIXTA