伏黒恵の覚醒フラグ?『呪術廻戦』211話 姉・津美紀が最悪の表情を浮かべていた理由

伏黒恵の覚醒フラグ?『呪術廻戦』211話 姉・津美紀が最悪の表情を浮かべていた理由

『呪術廻戦』21巻(芥見下々/集英社)

1月30日発売の『週刊少年ジャンプ』9号に掲載された人気漫画『呪術廻戦』の最新話で、伏黒恵の姉・津美紀が登場。これまで読者が抱いてきたイメージとはまったく違う一面を見せたことで、大きな波紋が広がっている。

※『呪術廻戦』最新話の内容に触れています

第211話『熟む』では、天元と人類を同化させるための“慣らし”がついに始動。羂索の画策した通り、日本全土で人々の脳に少しずつ異常が生じ始めた。

そんな中、虎杖悠仁たちは話し合いの末、津美紀を「死滅回游」から離脱させるルールを追加することに。

しかしコガネからは、“身代りの泳者(プレイヤー)を用意し、かつ100点を消費しないと離脱できない”といった条件を提示され、しぶしぶこれを受け入れることになる。

さっそく津美紀をコロニーの中に連れてこさせ、ポイントを譲渡するのだが、そこで彼女は「死滅回游」からの離脱ではなく、突如として“新たなルールの追加”を行う──。

津美紀はルール追加の瞬間、不敵な笑みを浮かべており、恵は咄嗟に“別人”の可能性を疑ったようだ。

読者の間では“1000年前の術師が津美紀に受肉した”という説も浮上しており、《この感じは昔の呪術師に体取られてるパターン?》《津美紀ってもしかして過去の術師が受肉したプレイヤーな感じ…?》といった予想が飛び交っている。

津美紀の本性は…

津美紀はこれまで徹底して“善人”として描かれてきたが、今回は明らかに邪悪な表情を浮かべている。別人と考えたくなるのも当然だろう。

しかし一部の読者からは、《津美紀はもしかしてあれが本性なんじゃないか》《伏黒が知らなかっただけで、あれが津美紀の本性だった説は結構濃厚かもしれない》といった声も。

そもそも津美紀の善人設定は、あくまで弟の恵から見た印象。本編での出番も少なく、彼女の人間性がまともに描かれる機会はなかった。表向きは善人のように振る舞っていただけで、別の本性を秘めていた…とも考えられる。

あくまで想像するしかないが、たとえば津美紀は、恵を呪術師の道に引き込み、人生を変えた五条悟に対して恨みを抱いているのかもしれない。

また、恵に対しても津美紀の実母が蒸発した逆恨みのような想いがあった可能性も…?

このままだと津美紀とのバトルは必至だが、この展開に《やっぱ伏黒恵の完全覚醒は津美紀の死だと思うの…》《覚醒した人は例外なく失いたくなかった大切な何かを失っている》《津美紀は恵の成長イベントだと思うんだけど、今までの傾向をみると強くなるのには大切なものを失わないとダメだから、辛い結果になりそう》と考える読者も。

たしかに作中では(もともと最強だが)五条、伏黒甚爾、禪院真希が大切な何かを失って覚醒している。

真相は今後明らかになるだろうが、恵にとって地獄が待っていることは間違いなさそうだ。

文=野木
写真=まいじつエンタ