ジャンプ+人気漫画の『エヴァ』シンクロ率が急上昇!『怪獣8号』でアスカオマージュ

ジャンプ+人気漫画の『エヴァ』シンクロ率が急上昇!『怪獣8号』でアスカオマージュ

ジャンプ+人気漫画の『エヴァ』シンクロ率が急上昇!『怪獣8号』でアスカオマージュ (C)PIXTA

『少年ジャンプ+』で連載中の大ヒット漫画『怪獣8号』に、『新世紀エヴァンゲリオン』シリーズのパクリ疑惑が浮上。ここ数話のエピソードで、あの人気キャラクター、アスカ・ラングレーを髣髴とさせるような展開が続いているのだ。

露骨すぎるオマージュに賛否

問題になったのは、メインキャラクターの1人である四ノ宮キコルのエピソードだ。

キコルはわずか16歳にして大学を飛び級かつ主席で卒業し、防衛隊に入隊したツンデレ系天才少女。元々その設定からして、アスカに近いと言われていた。しかし第78話あたりから、物語の展開も含めて“エヴァっぽさ”が加速していく。

そこでキコルは母親から受け継いだ兵器「ナンバーズ4」で出撃し、強敵「怪獣15号」とバトルを開始。当初はピンチに陥るキコルだったが、やがて母親への想いを胸に、「ナンバーズ4」のポテンシャルを解放する…。

旧作「エヴァンゲリオン」において、アスカが操る「エヴァンゲリオン弐号機」には、彼女の母親の魂が宿っているという設定だった。さらにアスカは“母親に認められたい”感情に突き動かされていたのだが、いずれもキコルとシンクロする設定だ。

さらに決定打となったのが、2月17日に公開された第80話。「怪獣15号」に“精神攻撃”を受けたことで、内面世界で少女の姿となったキコルが自問自答を行うのだが、これはまさにアスカが体験した精神攻撃にそっくりだった。

愛情が暴走した結果?

「エヴァンゲリオン」を連想せざるを得ない展開に、読者たちも盛んに反応。

ネット上では、《どっかで見たことあると思ったらエヴァやんw》《キコルがもうアスカにしか見えない》《めちゃくちゃエヴァというかアスカの精神攻撃そのまま》《もう怪獣を使徒ってことにしたらエヴァなんよ》《母親の話をして母親の装備を纏ってる状態で精神攻撃を喰らったらそれはもうアスカなのよ》といったツッコミの声が殺到している。

なお、作者の松本直也は、『ダ・ヴィンチ』2021年10月号のインタビューで、「エヴァンゲリオン」からの影響を公言したことがある。

また、“怪獣”というモチーフについて、庵野秀明監督作品の『シンゴジラ』に感銘を受けたものだと語っていた。

だとすると、作風が「エヴァンゲリオン」的になることも当然の成り行きかもしれない。

その一方で、ここ数話で急激に“エヴァ感”が増したことについて、意図的なオマージュではないかという説も。

「怪獣8号」は2024年にTVアニメ化される予定だが、すでに公開された情報によると、『ヱヴァンゲリヲン新劇場版』を手掛けたスタジオカラーが怪獣デザイン&ワークスを担当するという。

アニメ化が近づいてきたタイミングで、あえて「エヴァンゲリオン」へのオマージュを捧げた可能性もゼロではないだろう。

とはいえ、シンクロ率が上がりすぎてしまえば、「パクリ」などと騒ぐ声が増えるのも当然。せめて暴走だけはしないことを祈りたいが…。

文=「まいじつエンタ」編集部

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